海外とのメールで、断りたいのに “I can’t …” と直球で書いてしまい、相手を不快にさせた経験を持つ学習者は少なくありません。
そんなビジネスパーソンに向けて、相手を傷つけず自分の要望も通す大人の英語表現を、独学迷子でもすぐ使えるように解説します。
なぜ “I’m afraid that …” がビジネス英語の最強のクッション言葉なのか?
直訳の「恐れている」ではない|ネイティブのニュアンス

“I’m afraid that …” は「残念ながら」「あいにくですが」という意味で、相手の期待に添えないことを角が立たないようにソフトに伝えるための前置きとして使われます。
ビジネス英語の解説書やメール術の特集でも、断り方の必須フレーズとして必ずと言っていいほど登場する定番の表現です。
【ビフォーアフター】直球 vs クッション言葉
【直球の断り】
I can’t do it.(私にはできません/やりません)
冷たい、突き放している、あるいは責任逃れをしているような不親切な印象を与えてしまいます。
【クッションあり】
I’m afraid that we can’t meet this deadline.(あいにく、この納期には間に合いかねます)
申し訳なさをにじませつつ、ビジネスとして客観的な事実を伝えているため、プロフェッショナルで洗練された印象になります。
同じ内容でも、言葉の選び方ひとつで相手の心理的負担は大きく変わります。
特に、英文メールでは、この差が人間関係やその後の交渉に影響することを、現場で何度も見てきました。

“I can’t…” ってストレートに否定していたのか…!最初の一歩として “I’m afraid that…” を頭に置くだけで、角を立てない大人の対応ができそう。
【シチュエーション別】角を立てずにNOと言うための3つの応用フレーズ
① スケジュールや納期を断る|I’m afraid that …
【基本の型】クッション言葉 → 事実 → 代替案
I’m afraid that we will be late.
あいにく、遅れてしまいそうです。
I’m afraid that I cannot make it tomorrow.
あいにく、明日は都合がつかなくなりそうです。
【メール例文】
I’m afraid that we won’t be able to deliver the report by Friday. However, we can send you a preliminary version by Wednesday if that helps.
あいにく、金曜日までにレポートを納品することができかねます。ただ、もしお役に立てるのであれば、水曜日までに暫定版をお送りすることは可能です。
- 「断るだけ」で終わらせない
- 代替案を添えると、交渉の余地を残せる

② 提案・要望をやんわり拒否する|As much as I’d like to …

【基本の型】気持ちの肯定 → 事情の提示 → 結論
As much as I’d like to, I can’t.
そうしたいのはやまやまですが、できません。
As much as I’d like to help, I have no time today.
お手伝いしたい気持ちはやまやまですが、本日は時間がありません。
【メール例文】
As much as I’d like to, we need to prioritize another project at the moment.
そうしたいのはやまやまですが、現時点では別のプロジェクトを優先させる必要があります。
- 「本当はそうしたい気持ちはあるが、事情がある」という柔らかい拒否
- ビジネスの場で最も誤解が少ない表現
【合わせ技】
✓ I’m afraid that … (あいにく〜ですが)
✓ It might be difficult to … (〜するのは少し難しいかもしれません)
I’m afraid that it might be difficult to join the meeting.
あいにく、その会議への参加は少し難しいかもしれません。

③ 条件交渉に持ち込む
断るだけで関係を終わらせず、次の展開へつなげるための表現です。
ステップ1:クッション+現状の否定
I’m afraid that we cannot make it by Friday.
あいにく、金曜日までには間に合いかねます。
→ “I’m afraid that…” で「そのままでは条件をのめない」ことをやんわり伝える。
ステップ2:交渉への誘い
Can we discuss the deadline?
締切について話し合うことはできますか?
→ 「別の方法を考えましょう」という前向きな姿勢を示す。
このセットで覚えるのが、ビジネス英語を攻略する一番の近道です。
I’m afraid that the price is too high. Is there any other option?
あいにく、価格が高すぎます。ほかに何か選択肢はありますか?
【メール例文】
I’m afraid that the current terms are difficult for us. Is there any room for negotiation on this?
あいにく、現在の条件で進めるのは弊社としては難しい状況です。この点について、もう少し交渉の余地はございますでしょうか?
独学迷子がやりがち!クッション言葉のあとにやってはいけないNG行動
NG ① クッションと言いつつ、理由もなしにいきなり断る
I’m afraid that it’s not possible.
→ 理由がないと、丁寧さが逆に不自然になる。
NG ② 謝罪(sorry)と恐れ(afraid)を無駄に重複させる
I’m sorry but I’m afraid that …
→ 過剰に弱々しい印象になり、ビジネスでは不適切。
まとめ|今日から使える断り方の型を身につける
“I’m afraid that …” を軸に、事実 → 代替案 → 交渉の余地という流れを型として覚えると、どんな場面でも角を立てずに断れます。
まずは短い文で瞬間英作文し、メールやチャットで実際に使うところから始めてください。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検®1級。TOEIC®990点。れいじの学習を応援中です。
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