はじめに

「英語学習に時間がない」
「まとまった時間を取れない…」
そんな悩みを抱えるあなたにおすすめしたいのが、ポッドキャストを使ったスキマ学習です。
通勤中や家事の合間、ドライブ中など、限られたシーンでも耳さえ空いていれば英語に触れられるのが魅力。
この記事では、日常生活の様々な場面でポッドキャストを最大限に活用する具体的な方法をご紹介します。
日常生活に英語を取り入れるコツ
日常のちょっとしたスキマ時間を使って英語学習を始めれば、無理なく耳と脳を英語に慣らすことができます。
毎日のルーティンに組み込むだけで、知らず知らずのうちに学習習慣が定着していきます。
家事×英語で習慣化するコツ
まずは、家事やルーティン作業に英語を「くっつける」ことから始めましょう。
洗濯や掃除の時間に英語プレイリストや短めのポッドキャストを流すだけで、自然と耳が英語に慣れていきます。
毎日同じタイミングで聴くことで、学習のハードルがぐっと下がります。
通勤中は「聞き流し」で耳トレ
通勤中やジョギング中など、英語を “BGM” として取り入れるのが受動的リスニング。
ニュース要約やショートストーリーを小さめの音量で流し、自然と耳を英語に慣らします。
音楽を使う場合は、ボーカルがはっきりしていてテンポがゆっくりな曲を選び、歌詞を見ながら口ずさんでみましょう。
音声+文字でリスニング強化
ポッドキャストのトランスクリプト(文字起こし)を活用し、音声を聴きながら同じテキストを読むことで、リスニングとリーディングを同時に強化できます。
まずは3分以内の短いエピソードからスタート。
スマホやタブレットで文字を表示し、音声に合わせて目と耳で追ってみましょう。
さらに、1分程度で読めるマイクロニュースや英語字幕付きの動画を活用すれば、通勤の待ち時間や休憩時間にもサクッと学習できます。
飽きやすい人でも続けられる工夫
学習がマンネリ化しやすい人は、短くて楽しいタスクを取り入れるのがおすすめです。
ゲーム感覚の要素を加えれば、わくわくしながら続けられます。
1文だけ!英語アウトプット習慣
「飽きっぽくて続かない…」という方は、毎日たった一文を録音して夜に聴き返すだけでもOK。
SiriやGoogleアシスタントに話しかけて、返答をシャドーイングするのもゲーム感覚で楽しく続けられます。
【英語初心者でも気軽にできる声かけ例】
・How do you say “おはようございます” in English?
・What’s today’s word?
・Give me today’s idiom.
・Tell me an English joke.
・Give me a phrasal verb of the day.
・What’s the weather like in London? など

Auntie
SNSやメモアプリに「今日の声かけリスト」を残しておくと、継続しやすくなりますよ。
好きなテーマでショートポッドキャスト活用
興味のあるテーマから始めると、集中力も記憶力もアップ。
1エピソード5〜10分程度の短尺シリーズをいくつかダウンロードし、2〜3日ごとにテーマを切り替えると飽きずに続けられます。
ジャンルをローテーション(ニュース、英会話、ストーリーテリングなど)するのも効果的。
番組の最後に気になる部分だけを選び、30秒ほどのクイックシャドーイングを取り入れ、達成感も味わえます。
週替わりで英語アクセントを聴き比べ
週替わりで英語のアクセントを切り替えて聴き比べるのもおすすめ。
【番組例】
1週目:VOA(アメリカ英語)
2週目:BBC(イギリス英語)
3週目:ABC News(オーストラリア英語) など
同じテーマのエピソードをそれぞれのアクセントで聴き、難しかった箇所や音の違いをメモすると、実際の会話で聞き逃しにくくなります。
番組名 | 国 | 特徴 | レベル |
---|---|---|---|
VOA Learning English | アメリカ | ニュースレッスン、トランスクリプト付き | 初級〜中級 |
ELLLO Beginner English Podcast | アメリカ、イギリス、オーストラリア | 10分エピソード、明瞭な発音、スクリプトあり | 初級(異なるレベルあり) |
The English We Speak | イギリス | 2分のイディオムレッスン、ネイティブ速度 | 中級 |
BBC Learning English | イギリス | 6分のニュース解説、語彙 | 中級〜上級 |
ABC Kids News | オーストラリア | 子ども向け短いニュース、やさしい英語 | 初級(児童向け) |
ABC News | オーストラリア | 標準速度のニュース、日常語彙中心 | 中級 |
スマートツールでスキマ学習を自動化
アプリを使えば、ちょっとしたスキマ時間も英語タイムに変えましょう。
単語帳アプリの「今日の一語」通知をオンにしたり、ロック画面にフラッシュカードを表示するアプリを使ったりすることで、携帯を開くたびに復習できます。
【アプリ例】
・AnkiMobile(iOS版Anki)
・Quizlet
・Flashcards Widget など
学習の定着を助けるフラッシュカード型の記憶サポートアプリです。
ウィジェット表示に対応するものあります。
通勤・通学中にできる英語学習
移動時間はスマホを開かずともできる方法もあります。
周りの目を気にせずに取り組める方法で、毎日のスキマ時間を有効活用しましょう。
シャドーイング
電車の中では声を出さずに口だけ動かすサイレントシャドーイングで発音練習。
駅間ごとに一文ずつシャドーイングし、「ドアが閉まるまでに覚えるチャレンジ」など、自分ルールを作ると楽しく続けられます。
メンタル・パラフレーズ
停車中などに、聞いた内容を頭の中で自分の言葉に置き換えるメンタル・パラフレーズも効果的。
誰かに説明するつもりで考えると、自然な言い換えが身につきます。

Auntie
A駅〜B駅間、ひとつ前の駅~降車駅の間など、自分だけのルールを決めて取り組むのも◎。
スマホでディクテーション
聞こえた英文をスマホにタイプして、後でトランスクリプトと照らし合わせるマイクロ・ディクテーションもおすすめ。
最初はうまく書き取れなくても、続けることで確実にリスニング力が伸びます。
運転中は「通し聴き」
運転中は通し聴きで、英語のリズムに慣れるエクステンシブリスニングが基本。
事前に番組内容を把握しておけば、口パクでシャドーイング(リップシンク)も安全に取り入れられます。
英語圏以外でもできるスピーキング練習
英語に触れる機会が限られた環境でも、一人で手軽に口を動かす習慣を作る方法があります。
ポッドキャストを活用して、自分の声でアウトプットする楽しさを味わいましょう。
1分リテール
ポッドキャストや動画の一区切りごとに一時停止し、自分の言葉で内容を要約する1分リテール。
初心者は30秒〜1分など、時間を決めて区切ると集中しやすく、繰り返し練習できます。
模擬インタビューロールプレイ
エピソードの内容に対して、自分でフォローアップ質問を設定し、ゲストになりきって回答するロールプレイもおすすめ。
おわりに
ポッドキャストは、忙しい毎日でも英語に触れられる最強のながら学習ツール。
ちょっとした工夫で、家事や移動時間が英語学習のゴールデンタイムに変わります。
今日からあなたの耳を、英語力アップの味方にしてみませんか?

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
Loose Drawing|無料で商用利用可能なフリーイラスト https://loosedrawing.com/
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