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英語で学ぶ大谷翔平の神対応!話題の野球シーンから覚えるネイティブ表現・スラング集

Ohtani high-fiving a heckling fan – learn sports English phrases from a baseball conversation 英会話学習

英会話でネイティブらしい表現を身につけたいなら、スポーツの試合会話は宝の山です。

今回は大谷翔平選手の試合を題材に、実際の会話から学べるスポーツ英語やスラングを解説します。

ドジャース対パドレス戦で、パドレスファンから執拗なヤジを浴びていた大谷翔平

しかし9回、豪快なホームランでその声を黙らせると、なんとそのファンに自ら歩み寄り、肩をたたくサプライズがありました。

この一幕に球場は驚きと歓声に包まれ、デーブ・ロバーツ監督も「普段とは違う一面」と称賛。

プレーだけでなく人間味でも魅せた大谷の一瞬が、SNSでも大きな反響を呼びました。

ドジャースの試合についての英語のやりとりを聞いてみましょう。

まずは、スクリプトを見ずに耳だけで内容を捉えてみてください。

音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/

【音声+ダイアログを使った英語トレーニング法】に関してはコチラをご参照ください。

That ninth inning was wild.

wild
盛り上がった、予想外で興奮した

試合や展開、雰囲気などが大きく盛り上がり、予想外の展開に思わず興奮してしまう様子を表すカジュアルな強調表現です。

日本語では「やばかった」「めちゃくちゃ」「予想外で興奮した」といったニュアンスに近いです。

日常会話やSNSではよく使われますが、フォーマルな場面には向きません。

The crowd was wild after the winning goal.
勝ち越しゴールの後、観客は大盛り上がりだった。

人に対して使う場合、「常軌を逸している」「普通ではない」といった否定的なニュアンスになることがあるため、状況や相手との関係性に配慮が必要。

That was huge.

huge
すごい、とんでもない、重要な

単に物理的な大きさを表すだけでなく、重要性・人気・強さなどを強調するときにも使えるカジュアル寄りの表現。

勝負所や重要な判断、成果などに対して大事な」「大きな意味を持つ」といったニュアンスで使われることが多いです。

very big” より口語的で、フォーマルな場面では “significant” を使うほうが無難。

That was a huge moment for the team.
あれはチームにとって決定的な場面だった。

Did you see him stop to high-five that heckler?

heckler
やじる人、妨害者

演説やパフォーマンス、イベントの最中に、発言やヤジで進行を妨害する観客のことです。

観客や観衆の中の一人であることが多く、コメディライブ、政治演説、スポーツの場面などでよく見られます。

批評家」「評論家」を意味する “critic” とは異なり、”heckler” はあくまでその場を乱す人に限定されます。

A heckler shouted during the speech.
スピーチの間に、やじる人が叫んだ。

He said it was out of character and praised Shohei for showing his fun side.

out of character
その人らしくない

普段の性格や行動パターンとは異なる行動その人らしくない振る舞いを指す表現です。

文脈によって「柄にもない」「キャラに合わない」「設定から外れている」など、訳し方が変わります。

日常会話からフィクション作品の解説まで幅広く使われます。

It was out of character for him to get angry like that.
彼があんなふうに怒るなんて、彼らしくなかった。

That really brought out his humanity.

bring out (someone’s) humanity
人間味・温かさ・共感できる部分を引き出す

bring out(引き出す)” + “humanity(人間性)” を組み合わせた慣用句です。

エピソードや振る舞いを主語にして使い、その人や出来事の温かみや親しみやすい性質を明らかにするという意味があります。

人間らしさや優しさ、共感を呼び起こす側面を強調するときによく使われます。

That gesture brought out her humanity.
そのしぐさが、彼女の人間味を際立たせた。

That ninth inning was wild.

ninth inning
野球の最終回、9回

緊張感や勝負の決着が迫る場面でよく使われる表現です。

野球では “final inning(最終回)” “top of the ninth(9回表)” “bottom of the ninth(9回裏)” などが該当します。

重要な局面や土壇場を強調したいときに効果的なフレーズです。

He hit a home run in the ninth inning and saved the game.
彼は9回にホームランを打って、試合を救った。

野球以外の文脈では比喩的に使われ最後のチャンス時間切れ寸前の行動を意味します。

Her ninth-inning pitch to the investors saved the startup from collapse.
比喩的】彼女の土壇場での投資家への提案が、スタートアップの崩壊を救った。

Ohtani was 0 for 10 in the series, right?

X for Y
Y 打数 X 安打

会話で使われた “0 for 10” は、「10打席で0安打」というバッターの成績を表す標準的な言い回しです。

野球用語では、”go X for Y” というパターンが非常によく使われ、X が安打数Y が打席数を示します。

例えば “go 3 for 4” なら「4打席で3安打」という意味になります。

She went 0 for 4 last night.
彼女は、昨夜は4打数0安打だった。

Then he went yard for his 45th homer to seal the Dodgers’ 8-2 win.

go yard
ホームランを打つ

特にアメリカの野球文化でよく使われるスラングで、実況やファン同士の会話で頻出するフレーズです。

打球が外野フェンスを越えて「ヤードの外に飛んでいく」イメージから生まれました。

カジュアルな表現のため、フォーマルな記事や公式な場面では避けられ、代わりに “hit a home run” が好まれます。

Every time he steps up to the plate, fans hope he’ll go yard.
彼が打席に立つたびに、ファンはホームランを期待する。

yard” は、野球場の外野フェンスやフィールド全体を指す口語的な言い方で、もともとは「庭」「敷地」の意味から来ています。

Hey, did you catch Sunday’s game at Petco Park?

catch (a game)
(試合)を観る

“watch” よりもカジュアルに、試合や放送を「観る」という意味で使われる表現です。

catch + game / broadcast / highlights” の組み合わせが自然で、日常会話やSNSでよく使われます。

一方で、丁寧さやフォーマルさが求められる文書では “watch” “view” を使うほうが適切です。

Let’s catch the game after work this Friday. What do you say?
今週の金曜日、仕事のあとに試合を観に行こうよ。どう思う?

Then he went yard for his 45th homer to seal the Dodgers’ 8-2 win.

seal the win
勝利を決める、勝利を確定させる

試合終盤で、勝利をほぼ確実なものにするプレーや行動を指す表現です。

決定的な得点や守備、あるいは相手の反撃を封じるプレーなど、試合の流れを締めくくる場面で使われます。

野球ではクローザー(抑え投手)が最後の打者を打ち取る場面、サッカーでは終了間際の追加点などが典型例です。

Her late goal sealed the win for the team.
彼女の終了間際のゴールがチームの勝利を決定づけた。

A star performance on the field, followed by a playful moment off it.

on the field, … off it
競技中も競技外でも、フィールドの上でも外でも

競技中と競技外を対比し、選手やチームの人間性・行動・影響力などが、日常生活や社会的な場面でも発揮されていることを強調するときに使われる表現です。

off it(=the field)” のように後半を省略するのは英語ではよくあることで、繰り返しを避け、文章をスムーズにする効果があります。

The team showed great sportsmanship on the field, and off it.
そのチームは、試合中も試合外でも素晴らしいスポーツマンシップを発揮した。

on and off the field” も一般的です。

The team showed great sportsmanship both on and off the field.
そのチームは、試合中も試合外でも一貫して素晴らしいスポーツマンシップを示した。

クイック復習クイズです。空欄を埋めてください。

QUIZ TIME
The crowd ???? after the winning goal.
were wild
was wild
was wilding

答えは ☞ コチラ

このトレーニングは、短時間でも効果的に英語力を伸ばしたい方におすすめです。

音声+字幕付きのダイアログを活用することで、リスニング・スピーキング・語彙力を同時に鍛えることができます。

  • 意味チェック(語彙インプット)
    新しい単語やフレーズをピックアップ
    ノートにまとめて、例文と一緒に覚えると定着しやすい
  • ロールプレイ(5〜8分)
    スクリプトを見ながら、登場人物になりきって音読
    感情やイントネーションを意識すると、スピーキング感覚が身につく
    余裕があれば、シャドーイング(音声を追いかけて発話)にも挑戦!
  • 音読(2〜3分)
    音声に合わせて発話練習
    英語のリズム・スピード・発音を体で覚える

短時間でも毎日続けることで、自然な英語の感覚が定着します。

今回紹介しているダイアログには音声と字幕が付いているため、このトレーニングにとても適しています。

お気に入りのダイアログで練習すれば、楽しみながら英語力アップにつながります!

スポーツ英語は、試合の熱気や感情をそのまま伝えられる魅力的な表現が多くあります。

ぜひ日常の英会話にも取り入れて、表現の幅を広げてみてください。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。

音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/

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