はじめに
英語で日付や数字を使う場面は意外と多く、特にビジネス英語では正しい言い回しが信頼につながります。
この記事では「序数」や「西暦」の英語での読み方・書き方を、ビジネス英語と日常英会話の両面からわかりやすく解説します。
序数(Ordinal Numbers)とは?意味と使い方
序数は、順番や順位を示すときに使われる数字です。
【例】
first(1番目)、second(2番目)、third(3番目)など
序数と基数の違い
種類 | 役割 | 英語例 |
---|---|---|
基数(Cardinal) | 数量を表す | one, two, three … |
序数(Ordinal) | 順番を表す | first, second, third … |
英語で日付や順位を表すとき、数字を並べただけでは意味が通じません。
「12」だけでは、「12歳」なのか「12番目」なのか判断がつかないからです。
日付や順位、順番などを明確に伝えたい場合は、”12th” のように序数を使う必要があります。
このような序数の使い方は、英語を正確に伝える上でとても重要なポイントです。
よく使う場面
- 日付
例: January 1st(1月1日) - 順位
例:He came in third.(彼は3位だった) - 階数
例:The office is on the fourth floor.(オフィスは4階です)
序数の書き方&発音のポイント
数字 | 序数 | 略記 | 発音の注意点 |
---|---|---|---|
1 | first | 1st | /fɜːst/ |
2 | second | 2nd | /ˈsekənd/ |
3 | third | 3rd | /θɜːrd/ |
5 | fifth | 5th | five → fifth |
8 | eighth | 8th | “h” を追加 |
12 | twelfth | 12th | twelve → twelfth |
日付の略記には、ちょっとしたルールがあります。
たとえば “21st“、”22nd“、”23rd” などの表記は、一見するとランダムに見えるかもしれませんが、実は数字の下1桁が鍵になっています。
ちなみに、”twelfth” のような語の発音にはちょっとしたクセがあるので注意したいところです。
“twelfth” は正しくは /twɛlfθ/ と発音しますが、語尾の “-fth” の部分がかなり発音しづらく、ネイティブでも “twelth” と略したように聞こえることがあります。
英語の日付表現|アメリカ式 vs イギリス式
英語で日付を表すとき、アメリカ式とイギリス式では表記や読み方に違いがあります。
以下に両スタイルの違いをご紹介します。
書き方 | 読み方 | スタイル | 備考 |
---|---|---|---|
January 1st, 2025 | January first, twenty twenty-five | アメリカ式 | シンプルかつ直接的な表現 |
1st January 2025 | the first of January, twenty twenty-five | イギリス式 | 自然に “the” や “of” を補って読む |
アメリカ式(月→日→年)
- 書き方:
January 1st, 2025 - 読み方:
January first, twenty twenty-five - 特徴:
- ビジネスメールやカジュアル文書で多用される
- “the” や “of” を使わず、シンプルな構造を好む
- 書面でも口頭でも同様の表現スタイル
- 例文:
- April 21st is our anniversary.
- The meeting is scheduled for October 3rd.
イギリス式(日→月→年)
- 書き方①:
1st January 2025 - 特徴①:
- ビジネス文書・報告書・新聞などで使用
- “the” や “of” を省略した簡潔なスタイル
- 書き方②:
the 1st of January, 2025 - 特徴①:
- 招待状や公式文書で使われる伝統的で格式ある表現
- 読み方:
the first of January, twenty twenty-five
※書き方が簡潔でも、口頭では自然と “the” や “of” を補う - 例文:
- My birthday is on the twenty-first of April.
- We arrived on the fifth of June.
なぜ違いがあるの?
アメリカ英語:簡潔さと率直さを好む → “January first”
イギリス英語:格式や伝統を大切にする → “the first of January”
どちらを使っても間違いではありませんが、文脈(ビジネス/フォーマル/カジュアル)や相手の国・文化を意識するとより丁寧なコミュニケーションができます。
西暦・年号の読み方ルール
英語で西暦や年号を表す際には、年代によって読み方にちょっとしたルールがあります。
1999年までと2000年以降では違いがあり、口語・フォーマルの使い分けも意識したいポイントです。
以下に、代表的な読み方のパターンをご紹介します。
1999年まで
1999年までの年号は、上下2桁に分けて読むのが基本スタイルです。
1985 → nineteen eighty-five
1918 → nineteen eighteen
2000年以降
年 | 口語的な読み方 | フォーマルな読み方 | 備考 |
---|---|---|---|
2001 | two thousand and one | two thousand one | どちらも可 |
2010 | twenty ten | two thousand ten | 会話では “twenty ten” の方が自然 |
2024 | twenty twenty-four | two thousand twenty-four | 両方使えるが前者が主流 |

Auntie
住所やビル番号にもこの読み方を応用することがあります。
例:2012 Apple Street → twenty twelve Apple Street
まとめ

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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