はじめに

Auntie
英語を学ぶ中で、「数字の言い方」に関する誤解やミスは意外と多いもの。
日本語との違いからくる表現ミスが、誤解や通じにくさの原因になることもあります。
この記事では、日本人学習者がよく間違える数字表現を取り上げ、原因と正しい言い方をわかりやすく解説します。
英語の数字表現でよくある5つのミス
“thirteen” vs “thirty” の発音ミス
“thirteen” と “thirty” の聞き間違い・言い間違いに注意が必要です。
英語では強勢(ストレス)の位置が重要!
日本語ではアクセントをあまり重視しないため、英語の発音でリズムが曖昧になりがちです。
【ポイント】
thirteen → 後ろの “-teen” にアクセント
thirty → 最初の “thir-“に アクセント
リスニングと発音練習で「リズムの違い」に慣れることが大切です。
数字を1つずつ読んでしまう
正しい言い方は “one thousand two hundred thirty-four” ですね。
英語では、数字を読む際に「まとまり(意味のあるブロック)」として捉える傾向があります。
日本語では「1234」を「いち・に・さん・し」と一桁ずつ読み上げる習慣があるため、英語にあるような「数字のまとまり感」が反映されにくいのです。
hundred / thousand / million の複数形の誤用
正しい表現は “two hundred”, “five million” です。
日本語では「百」「万」「億」などが単独で複数の数を表すため、英語でも“s”を付けてしまいがち。
英語では、数詞のあとにくる単位(hundred / thousand / millionなど)は、原則として単数形のまま使うのがルールです。
小数点とカンマの混同
英語で 1.5 は “one point five”、1,000 は “one thousand” と読みます。
【ポイント】
英語では “point”(ピリオド)が 小数点 を示す。
一方で “comma” は 桁区切り(3桁ごと)に用いる。
小数点を「コンマ」と読み違えると、英語ではまったく意味が変わってしまうので要注意!
“zero” をすべての場面で使う
日本語では基本的に「ゼロ」と読むことが多いですが、英語では場面に応じて複数の言い方が使い分けられます。
数学・温度 → zero(例:“below zero”)
電話番号・口座番号 → oh(オー) (例:“080” → “oh eight oh”)
米国のスポーツスコア → nothing(例:1-0 “one-nothing”)
英国のスポーツスコア → nil(例:1-0 “one-nil”)
英語で数字を読むときには、音のリズムや強調(ストレス)も重要です。
シーンに応じた言い方を覚えておくことで、より自然で通じる英語になります。
最後に
数字表現を制することで、英語の「通じる力」が飛躍的にアップします。
シーンに応じた言い回しや発音のリズムを意識しながら、シャドーイングや音声学習で実践的な感覚を身につけましょう。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
コメント