はじめに
今回は Love Yourself を自力で学習する時のステップとポイントを書いています。
世界中で大ヒットした曲なので、今でも「聴いたことある」と言う人が、多いのではないでしょうか。
Justin Bieber
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
カナダ オンタリオ州出身の歌手です。
YouTube で歌手活動していたところをレコード会社重役に見出されデビューし、2009年から世界的なブームを巻き起こして続けています。
国際的に知名度を上げ、ティーン・アイドルとして広く知られるようになりました。
英語の基礎を学べる曲
※権利の関係上、曲と歌詞、日本語訳はご自身で確認してください。
Love Yourself ー Justin Bieber
Love Yourself (2015年)
Ed Sheeran(エド・シーラン)氏が作曲・提供した楽曲で、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)氏が自ら歌いたいと申し出て、リリースしました。
歌詞は基礎的な単語が多いうえ、短めのフレーズとブレスで歌いやすいと思います。
Love Yourself おすすめの学習方法
① 英語の弱形を学ぶ
英語を自然に読む・話すためには、英語の強弱をマスターすることが大事です。
この歌では、単語単位での強弱の付け方が学べますよ。
弱形のルールを知ると、強弱がついたリズムの良い英語を読む・話すことができます。
「内容語」と「機能語」
強弱のルールを学ぶ上で「内容語」と「機能語」の働きを知っておきましょう。
- 内容語 … 名詞、動詞、形容詞、副詞など。具体的な意味を持った単語で、文章の中で欠かせない情報。
- 機能語 … 冠詞、代名詞、前置詞、接続詞、助動詞など。文法上、必要な単語だが、なくても文章の大まかな意味が取れる。
「内容語」は強く、「機能語」は弱く、早く、曖昧に発音します。
Auntie
この弱形と呼ばれ英語の音のルールですが、強弱をつけることで、文章の要点を伝わりやすくしています。
この曲では、機能語の and(接続詞)、but(接続詞)、in(前置詞)などの弱くすばやい発音が身につきます。
歌を歌うと、通常のリーディングやスピーキングよりもさらに、強弱やスピード感を意識した英語の練習ができます。
② リンキング
この曲のコーラスにある holding on などで、連結(リンキング)を学ぶことができます。
連結とは、子音+母音、母音+母音において、音が変化する英語の音のルールです。
- 破裂音 /p/, /b/, /t/, /d/, /k/, /g/ + 母音
- 摩擦音 /s/, /z/, /ʃ/, /ʒ/, /f/, /v/, /ð/, /θ/ + 母音
上記の組み合わせで起こり、前後の音がくっついて発音されます。
この曲のコーラスに注目してみます。
caught up
コート + アプ → コータプ
holding on
ホウルディング + オン → ホウルディンゴン
ポイントは、1音ずつ発音するのではなく、聞こえてくる音のマネをすることです。
③ 動詞の過去形
Love Yourself には12種類の単純過去形(過去の出来事を話す時に使う)の動詞が含まれています。
- 規則変化 … 動詞 + -ed/-d が基本。yをiに変えて-edなどもある。
例:rained, tried など - 不規則変化 … + -ed/-d のパターンに当てはまらないもの。
例:broke, was, told など
rain – rained
rain on one’s parade
計画を台無しにする、興奮を冷めさせる
I’m really sorry! I rained on our parade last weekend.
本当に申し訳ない。私たちの計画を台無しにしてしまった。
break – broke
break one’s heart
愛している人を悲しませる、失恋させる、ある出来事や状況が心を傷つける
He went out with another woman and broke his girlfriend’s heart.
彼は別の女性と付き合い、彼女の心を傷つけた。
Auntie
歌詞に出てきた表現を使って、自分でも文章を作ってみましょう。
本当の「使える」英語力に一歩近づきます。
最後に
紹介した Love Yourself は、英語の音のルールと動詞の過去形を学ぶのにピッタリの一曲です。
メロディーも心地よいので、練習して歌えるようになって自身のレパートリーに加えてみてください。
ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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