最新のエンタメニュースを題材にした会話から、生きた英語表現を解説します。
ネイティブが自然に使うフレーズを、ニュースの背景や文化と一緒に楽しく身につけましょう。
※本記事は10月13日時点のニュースを基に作成しており、最新情報と異なる場合があります。
映画『国宝』アメリカ公開と海外の反応
映画『国宝』は歌舞伎の世界を描いた人間ドラマで、国内で大ヒットし、海外映画祭でもスタンディングオベーションを受けました。
北米では、アニメ配給で知られるGKIDSが初めて実写映画を手がけ、2026年初頭に全米公開される予定です。
さらに第98回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表に選ばれ、ノミネートや受賞への期待が高まっています。
リアル英会話から学ぶ英語フレーズ
映画『国宝』の北米公開について語る会話を題材に、実際に使える英語フレーズをチェックしていきます。
まずは、スクリプトを見ずに耳だけで内容を捉えてみてください。
ダイアログスクリプト

【音声+ダイアログを使った英語トレーニング法】に関しては映画『国宝』の北米公開について語る会話を題材に、実際に使える英語フレーズをチェックしていきます。コチラをご参照ください。
覚えておきたい英語表現
be obsessed (with …)
I’m obsessed!
be obsessed (with …)
…に夢中、頭から離れない
好きなものを強調するときに自然です。
学習者がよく間違えるのは “obsessed about” で、不自然なので注意しましょう。
She’s obsessed with matcha sweets.
彼女は抹茶スイーツに夢中だ。
No way!
No way! How many times?
No way!
まさか!、信じられない!
日常会話ではよく使われますが、フォーマルな場面ではあまり自然に聞こえません。
驚きや強い否定の気持ちを表すときに使われます。
You saw BTS at an airport? No way!
空港でBTSを見たの? まさか!
honestly
Honestly… three times.
honestly
正直に言うと、本当に
自分の気持ちや意見を率直に伝えるときによく使われます。
文頭に置くと「正直に言うと」という意味になり、会話を始めるときに自然です。
Honestly, I didn’t like the ending of the novel.
正直に言うと、その小説の結末は気に入らなかった。
I can’t get enough.
I just couldn’t get enough.
I can’t get enough.
やめられないくらい好き、どれだけあっても足りない
現在進行形中で「今もハマっている」という気持ちを表すときに使われます。
会話の “I couldn’t get enough.” は「そのときはやめられないくらい好きだった」と過去の体験を振り返っています。
直訳すると「十分に得られない」ですが、実際にはポジティブな意味で「もっと欲しいくらい好き」という表現です。
When I visited Italy, I couldn’t get enough of the gelato.
イタリアを訪れたとき、ジェラートをいくら食べても足りないくらい大好きだった。
it must be …
Wow, it must be really good.
it must be …
…に違いない、きっと~だろう
“must” はここでは「義務」ではなく「確信に近い推測」を表します。
会話の “It must be really good.” は「きっとすごくいいんだろうね」というニュアンスで、相手の体験を聞いて推測するときに自然です。
相手の話や状況から判断して言うときによく使われます。
It’s lunchtime now, so it must be busy at the restaurant.
今はランチタイムだから、そのレストランはきっと混んでいるに違いない。

Auntie
否定形は “It can’t be …(そんなはずはない)” になります。
What makes it so special?
What makes it so special?
What makes it so special?
どうしてそんなに特別なの?、何がそんなにすごいの?
理由や特徴を尋ねるときに使われる表現です。
相手が褒めているものや人気のあるものについて、さらに詳しく聞きたいときに自然です。
Everyone loves this bakery. What makes it so special?
みんなこのパン屋さんが大好きだよね。何がそんなに特別なの?
hit someone hard
The story hit me hard.
hit someone hard
強い衝撃を与える、心に深く響く
hit + 人 + hard / deeply などと続け、ニュースや出来事、映画などが人に大きな影響を与えるときに使われます。
ここでは、物理的に殴るのではなく、心に衝撃を与えるニュアンスです。
悲しい出来事、感動的な体験、驚きの出来事などポジティブ・ネガティブどちらにも使えます。
The news of my old teacher’s death hit me hard.
昔の先生の死の知らせは私に大きな衝撃を与えた。
spot‑on
Plus, the actors were spot‑on.
spot‑on
ぴったり正確、完璧
意見や模倣、答えなどがまさに正しいときに使われます。
主にイギリス英語でよく使われますが、アメリカ英語でも理解されます。
褒め言葉として使うと自然です。
Her impression of the singer was spot‑on.
彼女のその歌手のものまね(印象)は完璧だった。
deep
Sounds deep.
deep
(内容が)深い、重い、考えさせられる
映画・本・会話などが内容的に重みや深みを持つときに使われます。
単なる物理的な深さにとどまらず、精神的・概念的な深さを示す際にも適しています。
会話のように “Sounds deep!” とすると、実際に体験していなくても、相手の説明を聞いて「深そうだね!」となります。
The story is about life and death? Wow, that sounds deep.
その話は生と死についてなの?わあ、深そうだね。

Auntie
感想を述べるときに “That’s deep.” のように短く一言言うと、ネイティブらしい響きになります。
as far as I know
Not anymore, as far as I know, but it should be streaming soon.
as far as I know
私の知る限りでは
確実な断言ではなく、自分の知識や情報の範囲内で話しているというニュアンスを添えるときに使われます。
フォーマル・カジュアルどちらの場面でも使いやすい便利な表現です。
As far as I know, the shop is closed every Monday.
私の知る限り、その店は毎週月曜日は閉まっています。
英単語クイズ
クイック復習クイズ!次の文の空欄に当てはまる語句を、下の選択肢から1つ選んでみましょう。

答えは ☞ コチラ
音声+字幕付きダイアログを使った英語トレーニング法
このトレーニングは、短時間でも効果的に英語力を伸ばしたい方におすすめです。
音声+字幕付きのダイアログを活用することで、リスニング・スピーキング・語彙力を同時に鍛えることができます。
- 意味チェック(語彙インプット)
新しい単語やフレーズをピックアップ
ノートにまとめて、例文と一緒に覚えると定着しやすい - ロールプレイ(5〜8分)
スクリプトを見ながら、登場人物になりきって音読
感情やイントネーションを意識すると、スピーキング感覚が身につく
余裕があれば、シャドーイング(音声を追いかけて発話)にも挑戦! - 音読(2〜3分)
音声に合わせて発話練習
英語のリズム・スピード・発音を体で覚える
短時間でも毎日続けることで、自然な英語の感覚が定着します。
今回紹介しているダイアログには音声と字幕が付いているため、このトレーニングにとても適しています。
お気に入りのダイアログで練習すれば、楽しみながら英語力アップにつながります!
最後に
エンタメの話題は会話のきっかけにもぴったり。
今日のフレーズを取り入れて、自然な英語力を育てていきましょう。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/
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