― 今日のフレーズ ―
「要するに」を英語で言うと in a nutshell
英単語クイズ
次の文の空欄に当てはまる語句を、下の選択肢から1つ選んでみましょう。

答えは ☞ コチラ
英語で「要するに」を表す便利なフレーズが “in a nutshell” です。
会議やプレゼン、メールで相手に要点を分かりやすく伝えるときに役立ちます。
“in a nutshell” の意味とは?
in a nutshell
要するに、簡単に言えば、簡潔にまとめると
複雑な情報をシンプルにまとめ、相手に核心だけを伝えたいときに使います。
会議、プレゼンテーション、メールなどで、相手を情報で圧倒せずに要点を強調したいときに便利です。
ただし、契約書や学術論文などフォーマルな報告書ではカジュアルすぎるため避けましょう。
直訳では伝わりにくいため、日本語訳を確認したうえでイディオムとして覚えると自然に使えます。
カジュアルな会話では「ざっくり言うと」に近いニュアンスで使われます。
軽い口語表現として自然です。
“in a nutshell” の由来
“nutshell” とは、くるみやヘーゼルナッツのようなナッツの硬い殻を指します。
殻はとても小さいため「大きなものや複雑なものを小さな殻の中に押し込める」というイメージから、「要点をぎゅっと凝縮して伝える」という比喩表現として使われるようになりました。
文頭と文末での使い方
文頭で使う場合
最も一般的な使い方は “In a nutshell,” に続けて要約文を置く形です。
話の要点を最初に示すことで、聞き手に「これが結論です」と明確に伝えられます。
プレゼンや説明の締めくくりにもよく使われます。
In a nutshell, the project was a success.
要するに、そのプロジェクトは成功だった。
文末で使う場合
文末で使う場合、要約文 + “in a nutshell.” の構造です。
話の最後に「まとめるとね」と軽く添える感じで、カジュアルな会話やユーモアを交えた表現に向いています。
The project met all goals and finished ahead of schedule, in a nutshell.
そのプロジェクトはすべての目標を達成し、予定より早く完了しました。要するに。
使用シーン別の例文
要約の前に置くことで、これから簡潔に説明する合図になります。
1〜2文で簡潔にまとめるのがポイントです。
戦略と計画
会社の方向性やハイレベル目標を簡潔にまとめるときに最適です。
In a nutshell, our plan is to enter two new markets and reduce spending.
要するに、私たちの計画は新しい2つの市場に参入し、支出を削減することです。
In a nutshell, next year we will focus on retaining customers rather than growing too fast.
要するに、来年は急速な成長よりも顧客維持に注力します。
業績と成果
業績や成長を短く報告する際に便利です。
In a nutshell, our sales went up 15% because of the new marketing plan.
要するに、新しいマーケティング施策により売上が15%増加しました。
In a nutshell, remote work increased productivity by 12%.
要するに、リモートワークにより生産性が12%向上しました。
クライアント・顧客とのコミュニケーション
顧客の要望や懸念を一言で要約する場面に向きます。
In a nutshell, the client declined due to our price being too high.
要するに、価格が高すぎたために顧客は辞退しました。
In a nutshell, the client wants faster delivery and clearer reports.
要するに、顧客はより迅速な納品とより明確な報告を求めています。
プロジェクトと運営
プロジェクトの進捗や課題をまとめて報告する際に役立ちます。
In a nutshell, the project was late because of supply problems.
要するに、供給上の問題でプロジェクトは遅れました。
In a nutshell, the project succeeded thanks to strong team collaboration.
要するに、強力なチームの協力のおかげでプロジェクトは成功しました。
合併・投資
財務面や組織面の変化を短く要約する場合に有用です。
In a nutshell, the merger will help us reach new markets.
要するに、その合併により新しい市場へ参入できるようになります。
In a nutshell, the larger budget is justified by expected higher profits.
要するに、より大きな予算は、期待される高い利益によって正当化されます。
プロフェッショナルに使うポイント
要約の前に置く
“In a nutshell” は「これから簡潔にまとめます」という合図になります。
聞き手に心の準備をさせる効果があります。
簡潔に保つ
このフレーズの後に長い説明を続けるのは本末転倒です。
1〜2文で要点を伝えるのが自然です。
トーンに合わせる
会議・プレゼン・メールではOK、契約書や取締役会向け報告書ではNG。
フォーマルな文書では “to summarize” や “in summary” を使うと適切です。
☞【言い換え】を参照。
結論部分に効果的
議論のまとめや要点の強調に使うと、聞き手に「ここが大事」と印象づけられます。
言い換え
“In a nutshell” は親しみやすく要点を伝えるときに便利なフレーズです。
In a nutshell, the meeting was a success.
要するに、会議は成功だった。
ただし、非常にフォーマルな場面(契約書、学術論文、取締役会向けの報告書など)ではカジュアルすぎる印象を与えます。
代わりに “To summarize(要約すると)” “In summary(まとめると)” を使うのが適切です。
【ややフォーマル】
To summarize, the meeting achieved all its goals and was a clear success.
要約すると、会議はすべての目標を達成し、明らかな成功だった。
【フォーマル・書き言葉向き】
In summary, the meeting went smoothly and produced excellent results.
まとめると、会議は順調に進み、素晴らしい成果を出した。
ミニテスト
日本語を英語にする練習
日本語を見て、すぐに英語を言ってみましょう!
今日の表現
要するに、簡単に言えば、簡潔にまとめると
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in a nutshell
今日の一文
要するに、顧客はより低い価格を求めているので、私たちは価格戦略を見直す必要があります。
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In a nutshell, the client wants lower prices, so we need to review our pricing strategy.
最後に
“In a nutshell” はビジネスでも日常会話でも使える便利な表現です。
要点をスマートに伝えたい場面でぜひ使ってみてください。

ほぼ日々英語 レイジーれいじです。
会社で英語が必要になり、三日坊主を脱すべく、ブログを書くことにしました。
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