
海外旅行先や仕事場で英語を話せるようになりたいけど、時間も予算も厳しい…
そんな英語学習者におすすめなのが NHKラジオの英語講座!
ラジオを使うと無料ですし、テキストを購入しても低価格です。
はじめに
今回は、英語学習ビギナーにおすすめの講座と学習方法を紹介します。
4月からの新講座の前に、学習の習慣をつけておきましょう。

Auntie
NHKラジオリスナー歴5年目に突入。
テレビは見ないので、常にラジオをつけています。
※2025年2月現在開講中の講座を取り上げております。最新情報は公式ホームページをご参照ください。
【英語学習初心者】おすすめのNHKラジオ英語講座
NHKラジオの語学講座は、言語やレベルによって細かく分かれており、英語講座はビギナーから上級者まで幅広く学習できる講座が揃っています。
全講座共通 基本的な学習方法
絶対にすることはこの3つです。
ネイティブスピーカーが自然なスピードで話しているコンテンツを聞き流しても、BGMと変わらず、学習効果は低いです。
どの講座を選べばいいのか分からない学習者は、次のタイプから自分に近いものを選んでみましょう。
タイプ別のおすすめ講座
自分はどのタイプなのか?一番近いものを選んでみましょう。
- 単語とジェスチャーで英会話をしてきた ☞ コチラ
- 中学英語からやり直したい ☞ コチラ
- 学生の時に英検🄬3級は合格した ☞ コチラ
- 海外旅行でも簡単なやりとりはできる ☞ コチラ
- オールイングリッシュで学習したい ☞ コチラ
- リスニング力を鍛えたい ☞ コチラ
- 簡単な表現は聞き取れる ☞ コチラ
- 読むのは平気だが、話すとなると言葉が出てこない ☞ コチラ
- とっさの一言が出るようになりたい ☞ コチラ
効果的な学習方法
中学生の基礎英語1 / 中学生の基礎英語2
『中学生の基礎英語1』『中学生の基礎英語2』は、中学英語の文法、語彙、会話に必要なフレーズを学ぶことができます。
発音に注目する場面もあり、口の動きや舌の位置まで教えてくれるので、指示に通り実際に動かしてみるといいですよ。
『中学生の基礎英語2』は比較、現在完了、関係代名詞、仮定法などの文法事項で、少しレベルアップな内容です。
テキスト必須のリピート練習
テキストを手元に用意して、番組を聴く。
- テキストを見ないで番組を聴く
誰がどこで何の話をしているかを大まかに掴む。 - テキストを見ながら、ストーリーの解説時は、1文ずつ、必ずリピートする
訳を確認して、気持ちを込めて声に出す。 - Key Point、Try Repeating、Say It では、「どうぞ」の後に自分が作った英文またはサンプル英語を真似して言う
- ストーリーの振り返り時には、役になりきって声に出す
(1)音声に合わせて
(2)音声の後を追いかけて
(3)登場人物を選んで の3パターンから選んで練習します。
聴き逃しサービスを使って、④の(1)~(3)を全て行ってみるのもおすすめです。
2回目以降は番組を全てを聴かずとも、ストーリーの部分だけを繰り返して聴いてみましょう。
中高生の基礎英語 in English
番組はオールイングリッシュで進行。中学・高校レベルの英語で解説と対話があり、プチ留学気分を味わえます。
番組を一度聴いた後、テキストを使って学習することが、効果を最大限にする鍵です。
生徒役になりきり練習
全編英語なので、テキストを用意するのが断然おすすめ。
放送スクリプト(番組の台本)やダイアログスクリプト(物語の原稿)は英語で書かれています。
大事なところは日本語訳も書いてあるので、参考にしてみましょう。
- テキストは見ないで番組を聴く
- 先生役からの質問には、生徒になったつもりで英語を声に出して答える
指示された事は全部やってみましょう。 - 番組の後、内容を確認するようにテキストやダイアログに目を通す
単語や表現など知らなかった箇所をチェックする。 - もう一度番組を聴きながら、音声に合わせて読む
(1)まずはダイアログだけを練習する
(2)余裕があれば、番組を通して生徒役(Moeno)のところを声に出す
ダイアログは月~水曜日まで通して繰り返し練習できます。
内容が聴き取れなかった場合は、再びテキストを見たり、聴き逃し(再度聞く・速度を落とす)を活用したりしてみましょう。
全ての内容を隅から隅までではなく、ダイアログ(物語)に出ている内容が優先。
線を引き過ぎたり、書き込みをし過ぎたりしなくてよい。
英会話タイムトライアル
中学校で学ぶ単語や文法で、日常生活に使えるフレーズが紹介されています。
日本語を聞いて、英文を作るという学習方法が主です。
制限時間内に答える必要があるので、瞬発力を鍛えたい学習者に向いています。
瞬間英作文
ラジオ放送を聴きながら
- 日本語を聴いて英文を考え、すぐに声に出して言う
- サンプル英文を聴いて、正しい発音とリズムを意識してマネする
やりっぱなしにしないために、3秒以内に英文が浮かばなかった場合は、復習として3秒以内に出るまで繰り返しましょう。
覚えたパターンを使って、自分で英文を作ってみるのも、定着にはおすすめです。
木・金曜日は力試しの回。週の前半で練習したフレーズが、口からスムーズに出てくるか、確認しましょう。
テキストで事前学習
テキストがあれば、番組前に見て、事前練習ができます。
- 日本語ページを見て英文を考え、すぐに声に出して言う
- 次のページで、正しい英文を確認し、感情を込めて4回繰り返す
- 日本語ページに戻り、英文を思い出しながらもう一度声に出す
番組を聴きながら、テキストを見ることもできますが、答えられそうなフレーズは何も見ずに英語で言ってみましょう。
テキストがない場合
テキストを購入しない派の人は(どの講座においても)、シャードイングをしましょう。
やり方はシンプルで、テキストを見ない状態で、聴こえてくる英語をマネする
難易度高めな学習方法ですが、特に発音上達に効果があります。
初めての音源で、知らない単語を復唱していくことが、正しい発音・間違った発音を直すことにつながります。
英会話講師からのヒント
聞き流しの落とし穴

Auntie
英語講師歴10年を越えましたが、聞き流しだけで英語力が伸びた人には会ったことがありません。
効果がある聞き流しは以下のの2点が条件です。
- 流れてくる会話や内容についていける英語力がある
- 同じ音源だけを聞き続ける
NHKラジオの英語講座のように、毎回内容が異なるものでは成果を期待できません。
同じ15分なら、より効果を出したいですよね?
必ず声に出すという積極的な取り組みが、英語力UPには不可欠です。
継続のコツ

Auntie
欲張らない!
短い時間でちょっとだけ頑張ってみるがポイントです。
いろいろな学習方法を提案しましたが、スケジュール的に忙しくてできない日もありますよね?
そんな時は無理をせず、取り組めそうなことからやってみます。
15分の番組だけは聴くという目標を設定しておきましょう。
最後に
NHKラジオ英語講座を使った具体的な学習方法を紹介してきました。
テキストがあるとより濃い15分を過ごせますが、『声に出す』『話者の真似をする』『感情を込める』を意識するだけでも、違いが生まれてきますよ。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
Loose Drawing|無料で商用利用可能なフリーイラスト https://loosedrawing.com/
コメント