はじめに
今ページは、NHK英語講座『ニュースで学ぶ「現代英語」』を、聴くだけで満足したくない学習者の方におくります。
※2025年2月現在開講中の講座を取り上げております。最新情報は公式ホームページをご参照ください。
【英語学習上級者~】おすすめのNHKラジオ英語講座
次の悩みを抱えているのであれば、今回紹介の『ニュースで学ぶ「現代英語」』を使った学習方法がおすすめです。
- 英字新聞が読めるようになりたい
- 英語のニュース番組が聞けるようになりたい
- 英検(R)1級に合格したい
- ビジネス場面で時事問題についていけない
- 読解力を鍛えたい
- 英字新聞の購読料は高いと感じる
- ニュース番組を聴くための基礎をつけたい
『ニュースで学ぶ「現代英語」』
『ニュースで学ぶ「現代英語」』はテキストがないので、NHKゴガクアプリの活用が必須です。
アプリでは、放送後に英文スクリプト、和文、学習ポイント、音声、ニュース動画が確認できます。
解説が細かいので、放送を聴けなかったから後から聴いたり、聴き逃した箇所を再確認したり、参考書のような感覚で英語の知識をつけたりができる有難いコンテンツです。
NHKラジオ らじる★らじるで聴き逃し放送を聞くこともできます。
おすすめポイント
『ニュースで学ぶ「現代英語」』のおすすめポイントはコチラ。
『ニュースで学ぶ「現代英語」』は、NHK WORLD JAPAN(NHKの英語によるニュース番組)がベースになっています。
NHK WORLD JAPANのニュースは、ゆっくりと明瞭な英語で話され、国際的なニュースだけでなく、日本のニュースも混じっています。
英語の勉強のために興味のないニュースを聞くのは難しい…と思う人もいるかもしれませんが、『ニュースで学ぶ「現代英語」』では1分ほどのニュースが選ばれているので、苦痛は少ないはずです。

Auntie
英字新聞を読めるようになるための準備と考えてもいいかなと思います。
効果的な学習方法
どんなスキルが身につくのか?
【脱・戻り訳】
ニュースの英語は、情報が後か付け足されるので、前から意味を取りやすいです。
スラッシュリーディング(意味のまとまり毎に/を入れ、意味をとる)の練習に向いています。
【多様な構文に触れる】
日本語ではあまり馴染みがありませんが、無生物主語(人以外で始まる文章)が多く出てきます。
自然な英文に触れることができます。
【言い換え表現に慣れる】
長文を読む時、知らない単語が出てきたら、読み進められない学習者はいませんか?
ニュースでは、前に出てきた単語や表現が言い換えられることが多々あります。
知らない単語を飛ばして読むことに慣れたり、前後の内容から推測する癖をつけたりというトレーニングができます。

Auntie
ニュースでは、日常英会話で使えるカジュアルなフレーズは少なめです。日常英会話を学習したい人には必要ないかもしれません。
番組を聴きながらできる学習方法
放送終了後、放送内容はアプリで確認できます。
アプリの解説などを見ながら、番組を聴いて学習するのであれば、こちらのステップに沿ってみましょう。
- 番組冒頭のニュースを聴く
この段階では教材は見ない。
内容を予想してみる。 - 解説を聴く
ニュースの英文を見ながら、解説を聴く。 - 単語の確認
知らない単語やフレーズは、アプリのメモなどに書く。 - 内容を考えながら、もう一度ニュースを聴く
日本語の和訳を思い浮かべながら聴く。
※余裕があれば、英文を見ながら、聴こえてきた音源を追いかけるようにして声に出して読んでみましょう。 - 実際に声に出して英作文を行う
番組後半の「反訳トレーニング」は実際に文章を作ってみる。
「ディスカッション」などはキャスターの英語をシャドーイングする。

Auntie
NHKラジオ らじる★らじるで番組を聴きつつ、NHKゴガク アプリを見ることができます。
もちろんタブレットなど他のデバイスと組み合わせてもいいですね。
英文スクリプトを単語学習に使う
番組を聴かずに『ニュースで学ぶ「現代英語」』を単語学習に使う方法があります。
ニュースで英語学習をすると、通常の英会話以上に多くの語彙を学ぶことができますよ。
- ニュースの見出しから記事を選ぶ
NHKゴガクアプリの『ニュースで学ぶ「現代英語」』から気になる見出し(記事)を選ぶ。 - 英文スクリプトを読む
知らない単語があっても最後まで読み進める。 - 2回目のリーディング
知らない単語をチェックしながら、声に出して読む。
単語は、ノートに書いたり、携帯にメモしたりしておく。 - 意味チェック
英文スクリプトの▼解説や和文を見て、単語の意味や記事の内容を確認する。 - 書き出した単語でテスト
意味を覚えているか確認する。
覚えていない単語はオリジナル文を作成し、例文とセットで覚える。 - ニュース動画を観てみる
正しい音を知っていることがリスニング力UPにつながる。
気になる記事があれば、読んでみましょう。1回読んだだけで、詳細がつかめなくてもOK!
知らない単語がある記事でも飛ばし読みができたり、長めの英語を読む体力をつけたりするようなイメージで取り組んでみてください。
キーワードリスニング+ 要約
ニュースで流れるキーワードを聴いて、内容を要約する練習です。
- ニュースの部分を聴きながら、キーワードをメモする
- キーワードを使って要約する
ニュースの内容を再構成して、誰かに伝えるイメージ。
ライティングが望ましいですが、無理なら口頭でやってみる。 - 足りない内容や情報を探すように、もう一度聞く
- 記事の英文で内容を確認する
聞いた内容を再構築できる = リスニングができたということです。
新しく覚えた単語のスペルを書くことで、単語の定着とボキャブラリーを増やすことができます。

Auntie
英検(R)2級以上の一次試験に要約問題が追加されたので、ライティング練習にもなります。
英会話講師からのヒント
アウトプット練習と組み合わせる
ニュースで英語学習をする場合、インプットが中心になり、話す練習をしない傾向にあります。
聴いた内容を誰かに伝えたり、他の人とニュースについて話したりすることで、アウトプット練習ができます。
英会話レッスンなどを活用して、スピーキング力も鍛えてもいいですね。
最後に
『ニュースで学ぶ「現代英語」』は、アプリで全て完結という気軽さが、何よりも魅力的です!
移動中や休憩時間の15分から始めてみてください。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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