現役英会話講師のAuntieです。
「聞く」と聞いて、どんな英単語が浮かびますか?
真っ先に hear または listen だと思ったかもしれませんが、この2つは微妙にニュアンスが異なるんです。
今回は、同じ意味の英単語の使い分けをクイズ形式で紹介します。
どっちが正解?
2択クイズで、意味が似ている英単語の理解度をチェック!
答えは例文で確認できます。
hear VS listen
耳で何かを知覚するという意味の hear と listenですが、聞き方に違いがあります。
hear 自然に聞こえてくる、耳を通して音に気づく
I hear music coming from my neighbor’s house.
隣の家から音楽が聞こえてくる。
listen 何かを聞き取るために集中して耳を傾ける
I listen to music on my way to work.
通勤途中に音楽を聴く。
プレイヤーから流れてくる音楽に注意を払っています。
「音楽鑑賞をする」も listen to music となります。
borrow VS rent
「…を借りる」の rent と borrow の違いは、何かを使うためにお金を払うかどうかです。
rent お金を払って一定期間使用し、その後返却する
永久に所有するわけではありません。
レンタカーは rent + (a) car からできた言葉だと思います。
Let’s rent a car for our trip. It is better than taking the train.
旅にはレンタカーを借りよう。電車で行くよりいい。
borrow 無料で使ってから返す
I go to the local library to borrow books.
地元の図書館に本を借りに行きます。
choose VS select
どの程度慎重に選ぶのかが、使い分けのポイントです。
日常英語では select よりも choose が使われることが多いです。
choose 好みで選ぶ、必要に迫られて選ぶ
何かを選ぶ時、いくつかの可能性から自由に考慮した上で選択したり、個人的な判断や好みに基づいて決断を下したりすることです。
Which should I choose?
どれを選べばいいんだ?
※ Which should I select? も可だが、ややかしこまった感じ
select 注意深く選ぶ、最高の選択をする
select は choose よりもフォーマルで、専門的な文脈でよく使われます。
さらに高いレベルの注意と慎重さで、特定の目的のために選択肢を決定することです。
Fifteen players were selected and another eight were kept in reserve.
15人の選手が選ばれ、さらに8人が控えに回った。
begin VS start
begin の方がフォーマルで、start の方が日常会話で使われることが多いです。
正式な手紙や学術論文などフォーマルな文章を書く場合は、begin を使いましょう。
begin ある動作の最初または最も早い部分を実行するために進む、開始する
I have so much to say, I don’t know where to begin.
言いたいことがありすぎて、何から話していいかわからない。
start 機械などを始める、新しいビジネスを始める、(旅や活動を)出発する
She came here to start a business.
彼女はビジネスを始めるためにここに来た。
want VS hope
want (単純に)何かをしたい・欲しい
hope よりもストレートな欲求でかつ現実的です。
何かをすることができると期待して、それが起こるようにします。
Many parents want to send their children to college.
多くの親が子供を大学に行かせたいと考えている。
hope 何かが起こってほしい・あるいはそうなってほしいと願う控えめな希望
未来に対する楽観的な願望、起こるかどうかわからない未来を表します。
何かを確実にするために、できることは多くないし、起こる確率はおよそ半々であるという感覚です。
Will the boss be at the meeting tomorrow? - I hope so.
明日のミーティングにボスは来るだろうか? - そう願うよ。
過去形で使われる場合、意味に大きな違いはないことが多いです。
I wanted her to win, and she did.
私は彼女に勝ってほしかったし、彼女は勝った。
I hoped she would win, and she did.
私は彼女が勝つことを願っていたし、彼女は勝った。
丁寧な依頼では want は使いません。
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最後に
普段何げなく使っている英単語にも、微妙に使い分けが必要なものがあるとお分かりいただけましたか?
まずは今回ご紹介の10単語の使い分けをしてみましょう。
ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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