ニュースや話題を英語で学ぶと、自然な表現がぐんぐん身につきます。
今回はGoogleの誕生日Doodleを題材に、会話で登場した便利フレーズをまとめました。
日常会話やSNSですぐに使える表現ばかりです。
※本記事は9月28日時点のニュースを基に作成しており、最新情報と異なる場合があります。
Googleの誕生日Doodle
Google Doodleは、Googleの検索トップページに表示される特別デザインのロゴで、祝日や記念日、著名人の誕生日などを記念して制作されます。
静止画だけでなくアニメーションやゲーム形式もあり、1998年に創業者の遊び心から始まりました。
現在までに世界中で数千種類が公開されており、2025年9月27日には「Google創立27周年」を祝うDoodleが登場し、初期ロゴをモチーフに創業当時を振り返るデザインとなりました。
リアル英会話から学ぶ英語フレーズ
Googleの誕生日Doodleについて、二人が話している様子を聞いてみましょう。
まずは、スクリプトを見ずに耳だけで内容を捉えてみてください。
ダイアログスクリプト

【音声+ダイアログを使った英語トレーニング法】に関してはコチラをご参照ください。
会話から学ぶ英語表現解説
What … for?
So what’s today’s doodle for?
What … for?
何のため?
目的や理由を尋ねるときのくだけた表現です。
「何のため?」と聞きたいとき、定番なのは “Why?” ですが、もっと気軽に聞きたいときは “What … for?” がぴったりです。
“for” が文末に来る形は、カジュアルな会話でとても自然。
友達同士の会話やSNSなど、ラフな場面でよく使われます。
What are you saving money for?
何のためにお金を貯めてるの?
bring back
They brought back their very first logo.
bring back
戻す、復活させる
「過去のものを再び使う」「懐かしいものを復活させる」ときに使える便利な句動詞です。
単に戻すだけでなく、懐かしさや思い出を呼び起こすニュアンスを含むのがポイント。
The poster brought back memories of my childhood.
そのポスターは子供時代の記憶をよみがえらせた。
kind of nostalgic
Kind of nostalgic, right?
kind of nostalgic
ちょっと懐かしい
昔の写真や音楽、思い出の場所を見たとき、ふと、懐かしいと感じることってありますよね。
そんなときの少し懐かしい気持ちは “kind of nostalgic” がぴったりです。
“kind of” は「ちょっと」「なんとなく」といったニュアンスを含む口語的な表現で、感情をやわらかく伝えるのに便利です。
【類似表現】
a little nostalgic ― ややフォーマル
a bit nostalgic ― イギリス英語寄り
This song feels kind of nostalgic to me.
この曲、ちょっと懐かしい感じがする。
found
The company was founded on September 4, 1998.
found
設立する
“founded” は “found(設立する)” の過去形で、「会社や組織を始める」という意味を持ちます。
企業や団体の設立日を英語で表すとき、よく使われる動詞です。
He founded a nonprofit organization to help children.
彼は子供たちを助けるために非営利団体を設立した。
mark the occasion
… because that’s when they first used a doodle to mark the occasion.
mark the occasion
その機会を記念する、祝う
特別な出来事を意識して祝ったり、記録したりするニュアンスがあります。
誕生日、記念日、式典など、何か意味のある瞬間にぴったりです。
【類似表現】
celebrate the event(出来事を祝う) ― カジュアル〜フォーマルまで幅広く
commemorate(追悼する、記念する) ― 戦争や偉人などの記念に使われる
The city held a small ceremony to mark the occasion.
その都市は、その機会を記念して小さな式典を開催した。
garage
It began in a little garage and ended up becoming a huge tech leader with a parent company.
garage
車庫、小さな作業スペース、創造の場
本来の意味は「車庫」ですが、比喩的に「小さな作業場」「創業の場」「アイデアの出発点」といった意味でも使われます。
スタートアップや有名企業の創業ストーリーでは、ゼロからの挑戦や出発を象徴する言葉としてよく登場します。
My brother built his dreams in a garage, just like Steve Jobs.
弟はスティーブ・ジョブズみたいに、ガレージ(夢の出発点、創造の場)で夢を築いたんだ。
end up doing
… and ended up becoming a huge tech leader with a parent company.
end up doing
結果として…になる、思いがけず…することになる
何かが思いがけない展開を経て、最終的にある状態になることを表します。
よくある間違いは “end up to do” という形。これは英語では不自然です。
正しくは end up + 動詞のing形 を続けます。
I got lost and ended up taking a taxi.
道に迷って、結局タクシーに乗ることになった。
parent company
… and ended up becoming a huge tech leader with a parent company.
parent company
親会社
企業の構造を説明するときに使う表現で、他の会社を所有・管理する大元の企業を指します。
親会社に対して、子会社は英語で “subsidiary” と呼びます。
Our parent company is based in Beijing.
私たちの親会社は北京に拠点を置いています。
Same here.
Same here.
Same here.
私も同じです/私も!
相手の発言に対して、共感や同意をカジュアルに返すときに使う表現です。
日常会話でとてもよく使われ、親しみやすい印象を与えます。
“Same here.” は、「自分も同じだよ」と軽く返すニュアンスがあり、フレンドリーな会話にぴったりです。
I love this song! ― Same here!
この曲大好き! ― 私も!
show how far someone has come
This year’s doodle is a nice thank‑you to users, showing how far they’ve come.
show how far someone has come
(誰かが)どれだけ成長・進歩してきたかを示す
この表現は、何かの成果や進歩を振り返るときによく使われます。
努力や経験を通じて、以前と比べてどれほど変化・向上したかを表すときにぴったりです。
“how far” は、「距離」ではなく、進歩の度合いを比喩的に示しています。
The anniversary event shows how far the company has come.
その記念イベントは、会社がどれだけ成長してきたかを示している。
英単語クイズ
クイック復習クイズ!次の文の空欄に当てはまる語句を、下の選択肢から1つ選んでみましょう。

答えは ☞ コチラ
音声+字幕付きダイアログを使った英語トレーニング法
このトレーニングは、短時間でも効果的に英語力を伸ばしたい方におすすめです。
音声+字幕付きのダイアログを活用することで、リスニング・スピーキング・語彙力を同時に鍛えることができます。
- 意味チェック(語彙インプット)
新しい単語やフレーズをピックアップ
ノートにまとめて、例文と一緒に覚えると定着しやすい - ロールプレイ(5〜8分)
スクリプトを見ながら、登場人物になりきって音読
感情やイントネーションを意識すると、スピーキング感覚が身につく
余裕があれば、シャドーイング(音声を追いかけて発話)にも挑戦! - 音読(2〜3分)
音声に合わせて発話練習
英語のリズム・スピード・発音を体で覚える
短時間でも毎日続けることで、自然な英語の感覚が定着します。
今回紹介しているダイアログには音声と字幕が付いているため、このトレーニングにとても適しています。
お気に入りのダイアログで練習すれば、楽しみながら英語力アップにつながります!
最後に
日常会話にすぐ使えるフレーズを、ニュースと一緒に吸収していきましょう。
学んだ表現を実際の会話で試すことで、英語力はぐんと伸びていきます。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/
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