Friday the 13thは13日の金曜日？なぜ不吉なの？

2024年の９月は『13日の金曜日』です。
なんとなく嫌な感じがしている人もいるのではないでしょうか？

今回は『13日の金曜日』とは何なのかを紹介します。
『13日の金曜日』に関するフレーズを英語で説明できるようになりましょう。

SNSでスポーツ選手に使う GOAT や bussin' で表現される食べ物、sus と言われる恋人など、あなたはどれだけスラングを知っていますか？今回はよく聞くスラング５選を例文と共に紹介します。

『13日の金曜日』とは？
1. いろんな国の不吉な日
なぜ『13日の金曜日』は不吉なのか？
『13日の金曜日』に関する病気
ホラー映画『13日の金曜日』
ハッピーな13と金曜日？
1. ラッキーナンバー13？
2. TGIF / T.G.I.F.
最後に

『13日の金曜日』とは？

『13日の金曜日』ほど西洋文化に浸透している不運な迷信ですが、正確な起源は誰にも分かりません。

金曜日と13という数字が、歴史を通じて特定の文化圏で不吉なものと見なされ、この2つの組み合わせが最も恐れられるようになったのです。

不幸をもたらす日という概念は、信じている理由をうまく説明できないとしても、深く根付いています。

Friday the 13th　13日の金曜日
bring bad luck　不運をもたらす
superstition 　迷信
superstitious　迷信深い

Friday the 13th is popularly believed to bring bad luck.
13日の金曜日は不運をもたらすと一般的に信じられている。

The exact origin of Friday the 13th as a term and superstition is unclear.
用語や迷信としての「13日の金曜日」の正確な起源は不明である。

Are you superstitious?
ー No, I believe in science rather than superstition.
迷信深いの？
ーいいえ。私は迷信よりも科学を信じているから。

いろんな国の不吉な日

国や地域によっても不吉な日が異なるって知っていましたか？
ギリシャやスペイン語圏では、13日の火曜日とされていて、イタリアでは、17日の金曜日は恐れられています。

日にちだけでなく、黒猫とすれ違ったり、鏡を割ったり、靴ひもが切れたりするなど、不幸の前触れもありますよね。

なぜ『13日の金曜日』は不吉なのか？

人はなぜ数字の13を恐れる？

日本では偶数の方が、演技の悪い「陰」と考えられていますが、特定の国では、なぜ奇数の13を不吉な数字と見なすのでしょうか？

実は、確かな状況設定はありませんが、13を恐れる一般的な説がいくつか存在します。

北欧神話では、ロキは地に破滅をもたらした「終わらせる者」として知られており、13番目に招かざる客として祝宴に到着していました。

キリスト教では、イエスの最後の晩餐の食卓に、ユダが13番目の席に着きました。イエスを裏切って十字架につけた弟子として知られています。

古代ローマでは、魔女は12人で集まったと伝えられており、13人目は悪魔であると信じられていました。

現代では、月を目指したアポロ13号ミッションの不運な失敗から恐れている人もいます。

金曜日はどこからきた？

各曜日は神話上の人物にちなんで名づけられ、金曜日は北欧神話の女神フレイヤとフリッガのどちらかにちなんで命名されました。

この女神たちに関しては不運な話はなく、フリッガは、愛、結婚、母性に関連した女神なので、金曜日は結婚の吉日する北欧の人もいるそうです。

ただし、金曜日を不運な曜日と見なす説も、もちろんあります。

魔女が会合して愛と美の女神フレイヤを追い払った「魔の安息日」とも言われています。

旧約聖書にある、楽園を追放されたアダムとイブの一節で、神に背いて知識の木から禁断の果実を食べたのは、金曜日だったとのことです。

キリストが金曜日に十字架にかけられたと信じるキリスト教徒もいます。

古代ローマやイギリスでは、金曜日は「絞首刑の日」と呼ばれていました。

13日×金曜日の組み合わせが最恐？

不吉な出来事が重なり、金曜日と13日は迷信にとって強烈な組み合わせとなったようです。

旧約聖書の人類最初の兄弟伝承で、アベルが兄のカインに殺害されたのは13日の金曜日だったとも言われています。

科学的な根拠はありませんが、13日の金曜日には、旅行や投資など通常の行動を避ける人がいるため、企業は毎年数百万ドルの収益を失っていると推測されています。

scientific evidence　科学的な根拠
belief　信仰
behave strangely　奇妙に振る舞う

There is no scientific evidence to support the belief that Friday the 13th is an unlucky day.
13日の金曜日が不吉な日だという信仰を裏付ける科学的根拠はない。

In North America and Europe, some people behave very strangely on Friday the 13th, such as not flying in airplanes, hosting parties, or starting new projects.
北米やヨーロッパでは、13日の金曜日には非常に奇妙な行動をとる人がいる。例えば、飛行機に乗らない、パーティーを開かない、新しいプロジェクトを始めないなど。

I lost my smartphone. Well, it’s October thirteenth, a Friday, and it’s a full moon.
スマートフォンをなくしてしまった。今日は10月13日、金曜日で満月じゃないか。
※西洋では満月は不吉の象徴とされています。

『13日の金曜日』に関する病気

『13日の金曜日』に関する恐怖症があるって知っていますか？

triskaidekaphobia　13という数字に対する恐怖症
paraskevidekatriaphobia / friggatriskaidekaphobia　13日の金曜日に対する恐怖症

One man had such a severe case of triskaidekaphobia that he was afraid of dying at an age that was a multiple of 13.
ある男性は13という数字に対する恐怖症がひどく、13の倍数の年齢で死ぬことを恐れていた。

For some people, Friday the 13th is a very unlucky day. They suffer from paraskevidekatriaphobia stress reaction and it can trigger panic attacks.
人によっては、13日の金曜日はとても不吉な日である。13日の金曜日に対する恐怖症のストレス反応に苦しむ人もおり、パニック発作の引き金になることもある。