※2025年5月15日現在の公式サイト準2級プラス特設サイトを参考にしています。
英検(R)準2級プラスとは?
準2級(A2)と2級(B1)の中間に位置する新設級です。
A2(身近な話題での会話ができる)からB1(興味のあることについて会話う続ける)に相当します。
準2級より抽象的な問題が多く出題され、語彙や構文のレベルも高め。
身近な社会的話題、複雑な問題解決、深い思考などの認知能力が求められます。

Auntie
準2級と2級ではレベルの差が大きく、多くの受験者が2級の合格を難しいと感じたことを反映しているようです。
準2級プラスはライティング問題(英文要約)あり
ライティング(英作文)に加えて英文要約問題が導入されました。
準2級にはない要約問題が含まれることで、2級により近いテストになっています。
出題傾向は同じですが、要約の語数は25~35語と少ないです。

Auntie
2級合格へのスモールステップを実現していますね。
要約とは?
読んで、話して(書いて)、伝えることです。
準2級プラスの要約問題とは?
25~35語の英語で要約
英検(R)準2級プラス特設サイトサンプル問題 [試験問題冊子]
25~35語で書きます。
ライティングに関しては、2025年度から文字数は目安ではなく、明確なルールが導入されます。
英文要約解答欄に書きなさい。
英検(R)準2級プラス特設サイトサンプル問題 [試験問題冊子]
英文の要約をするとは、全体の内容を短くまとめることです。
自分の意見、考え、感想も書きません。
英語の原文を読んでいない人にもわかりやすく書くことがポイントです。
あらすじを書いたり、単語を数えたメモを書き残したりしてはいけません。
準2級プラス英文要約のポイント
準2級プラスでは、元の英文を活用すればOK!
言い換えは語彙力と表現力をアピールする良い方法ですが、準2級プラスでは必須ではありません。
サンプル問題を見てみよう
サンプル問題は、2025年5月15日現在の公式サイト準2級プラス特設サイトを参考にしています。
①ざっと読む
原文80~100単語を50~60秒で読むことを目標とします。
必要ならもっと詳しく読んでもよいですが、まずは50秒を目指します。
②各段落から重要な情報を見つける
それぞれの段落で「どの文章がより重要な情報か?」を探ります。
【3段落構成 ~よくある展開~】
第1段落:テーマの提示
第2段落:賛成・反対意見、あるいは1つの意見とその根拠
第3段落:第2段落とは別の意見とその根拠
各段落のトピックに関する簡単なまとめ(トピックセンテンス)を見つけるのがポイント。
要点(抽象的)→ 詳細な説明(具体的)の流れで、基本的に段落の最初に出てくることが多いです。
英文の論理構造を把握することも重要です。
例えば、逆説(however, instead, on the other handなど)は重要な情報が続く目印となります。
③各段落で選んだ文の足し算
各段落から重要な文を1つ選び、それらをつなげていきます。
もう一度原文に目を通し、要約を書きます。
読んでいて分かりにくいところを直しながら、初めて読むつもりで読みましょう。
④指定された文字数に収まるように要約を書き直す
どの部分をどのように言い換えるかを考えながら書き直します。
どうしても短くできない場合は、テーマ(第1段落の引用)を短くすることができます。
英検(R)準2級プラス特設サイトサンプル問題 [試験問題冊子] を見てみましょう。
“The reason of this …”は、Because に置き換えるなど書き換えが必要です。
“… there is a problem …”のように、その後に具体的に書かれている場合は統合します。
最後に
2025年度第1回目の英検(R)から導入される準2級プラスについて、重要ポイントを紹介しました。
公式サイトのサンプル問題を読んで、解いてみるのもいいですね。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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