AIで発音を改善するメリットとは

毎日勉強しているのに、ネイティブに通じない…

正しい発音ができているか、自分では判断できない…
日本人学習者の多くが抱えるこの悩みは、英語特有の音を聞き分ける経験が少ないことが原因のひとつです。
注目されているのがAIを活用した発音矯正。
短時間でも効率的に練習でき、正しい音を身につけるサポートをしてくれます。
この記事では、AIを使って発音を改善するための具体的ステップを紹介します。
日本人が特に苦手な発音ポイント
英語の発音は、自分では正しく言えているつもりでも、実際には細かなズレが生じていることがあります。
AIで練習を始める前に、まずは苦手になりやすい音を知っておくと効果が高まります。
この記事は、Copilotを使って英語の発音練習をしたい方を想定してまとめています。
ほかのAIツールを使う場合でも、きっと参考になると思うので、気軽に活用してみてください。
L / R の違い
light / right
glass / grass
日本語にはない舌の動きが必要なため、多くの学習者が苦戦する音です。
- L:舌先を上の歯茎に軽く当てる
- R:舌をどこにも触れさせず、後ろに引く
Copilotに発音を聞かせると、どちら寄りの音になっているかをコメントで教えてくれます。

【例】light が right に聞こえる場合
「Lの音が少しR寄りに聞こえます。舌先を上の歯茎に軽く当てて、音を前で作るように意識してみてください。」
TH(無声 / 有声)
無声:think / thank
有声:this / those
日本語に存在しない摩擦音のため、自己流では上達しにくい音です。
AIは「息が足りない」「声帯が振動していない」など、改善点を具体的に指摘してくれます。
特にTHはクセが残りやすいので、AIの客観的なチェックが効果的です。

【例】S音に近くなっている場合
「“think” が “sink” に近く聞こえます。舌先を歯の間に軽く出すことで、THらしい摩擦音になります。」
【摩擦音とは?】
息が狭いすき間を通るときに生まれる「こすれる音」のことです。
①舌・歯・唇のあいだに 意図的に小さなすき間を作る
②そのすき間に 息を通す
③息がこすれて 「スーッ」「フーッ」 といった音が生まれる
この「息がこすれる音」こそが、摩擦音です。
母音の長短
ship / sheep
bit / beat
日本語では、母音の長さが意味を変えることが少ないため、英語の長短を聞き分けるのは難しいポイントです。
AIなら長さの違いをコメントで示してくれるため、どこを伸ばすべきかが明確になります。

【例】sheep を ship のように短く発音した場合
「“sheep” の ee は、口の形を保ったまま1拍ほど長く発音すると自然になります。」
Copilotを使うと練習が続けやすい理由
AIを使うことで、従来の学習では難しかった客観的な発音改善が可能になります。
自分の耳だけでは気づけない細かなクセも、Copilotなら明確に示してくれるため、効率よく練習を進められます。
何度でもやり直せる
相手に気をつかう必要がなく、自分のペースで好きなだけ練習できます。
「もう一回お願いします」と言いづらい場面でも、AIなら気兼ねなく繰り返せます。
いつでもすぐに練習できる
スマホやPCがあれば、思い立った瞬間に発音チェックができます。
スキマ時間でも取り組みやすいのが大きなメリットです。
間違えても恥ずかしくない
人前だと緊張してしまう人でも、AI相手なら気楽に練習できます。
失敗を恐れずに試せるので、上達スピードが上がります。
改善ポイントが明確
母音の長さ、子音の位置、リズムなど、どこを直せばよいかが具体的に分かります。
なんとなくではなく、根拠のある練習ができるようになります。
成長が実感できる
コメントで改善が見えるため、モチベーションが続きやすくなります。
発音は「気づく → 修正する → 反復する」の積み重ねが大切です。
AIは、このサイクルを自然に回せるようサポートしてくれる心強い存在です。
Copilotで発音練習を始める方法(実践編)
Copilotを使った発音練習は、とてもシンプルな操作で始められます。
ここでは、基本的な使い方を分かりやすく紹介します。
Step 1|「発音チェックして」と伝える
まずはチャット欄に「この英語の発音をチェックして」 と入力します。
練習したい単語やフレーズも一緒に書くとスムーズです。
【例】Check my pronunciation of “light” and “right”.
【例】Please evaluate my pronunciation of this sentence.
Step 2|音声入力で発音する
マイクボタンを押して、練習したい単語やフレーズを読み上げます。
短いフレーズでOK。はっきり発音するのがポイントです。
Step 3|フィードバックを確認する
録音が終わると、AIが次のようなポイントをコメントで返してくれます。
- 母音の長さが適切か
- 子音の位置が正しいか
- L/R や TH のクセ
- リズムや強弱のバランス
- ネイティブ音との違い
改善点が文章で示されるので、どこを直せばよいかがすぐに分かります。
Step 4|指摘をもとに再チャレンジ
Copilotのコメントを参考に、舌の位置や口の形を調整してもう一度録音します。
何度でも繰り返せるので、少しずつ精度を上げていきましょう。
発音矯正に使えるプロンプト集
AIでの発音練習がスムーズになる使えるフレーズ集を用意しました。
そのまま読み上げて録音し、AIのフィードバックを確認してください。
基本の発音チェック
まずは単語やフレーズの発音を確認したいとき
【例】この単語の発音をチェックしてください:light
【例】この2つの発音の違いを評価してください:light / right
【例】この文を読み上げるので、発音を評価してください
【例】私の発音の弱点を教えてください
L / R の練習用
LとRの違いを重点的に見てもらいたいとき
【例】LとRの発音の違いをチェックしてください:light / right
【例】私のRの発音がLに聞こえるかどうか教えてください
【例】Lの舌の位置が正しいかフィードバックしてください
TH(無声 / 有声)の練習用
think / this のようなTHのクセを直したいとき
【例】無声THの発音を評価してください:think
【例】有声THの発音をチェックしてください:this
【例】THがSやDに聞こえていないか確認してください
母音の長短(ship / sheep)
長さの違いを重点的に見てもらいたいとき
【例】短母音と長母音の違いを評価してください:ship / sheep
【例】母音の長さが適切かどうか教えてください
【例】bit と beat の発音の違いを指摘してください
再チャレンジ用
改善 → 再録音のループを回すとき
【例】指摘をもとに修正したので、もう一度評価してください
【例】改善できているかどうか確認してください
最後に
AIは、あなたの発音を客観的に評価してくれる発音の先生でありスピーチコーチです。
毎日の練習に少し取り入れるだけで、発音は確実に変わっていきます。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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