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「6-7」って何?アメリカ発ミームで学ぶ英語表現と文化背景

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最近アメリカの子どもたちの間で “6-7(six-seveeeeen)” という不思議なフレーズが大流行しています。

この記事では、このミームの背景を会話形式で紹介しながら、日常で使える英語表現や文化的なニュアンスを楽しく学んでいきましょう。

最近、アメリカの子どもたちの間で “6-7(six-seveeeeen)“という不思議なフレーズが教室内ミームとして大流行しています。

もともとは楽曲の歌詞から切り取られた言葉ですが、特に意味はなくナンセンスな言葉遊びとして拡散しました。

仲間内の合言葉のように使われ、共感一体感を生む遊びのしるしとなっています。

大人が禁止しようとすると逆に盛り上がることもある、典型的な世代内ジョークです。

英会話講師<br>Auntie
英会話講師
Auntie

“six seven(シックス・セブン)” と読みますが、しばしば誇張して “six-seveeeeen!(シックス・セブーーーン!)” と、最後の音を伸ばしてコミカルに発音されます。

“6-7” は “so-so(まあまあ)” の決まった同義語ではありません。

日本の一部のメディアではそのような使い方が報じられていますが、実際には特定の意味を持たず、仲間内で楽しむ遊び的なミームとして広まっているのが一般的な見方です。

A: You coming to lunch in five minutes?(あと5分でランチ行く?)
B: 6-7!(ノッた!※ノリで返す感じ)
A: Perfect! Meet by the vending machine.(いいね、自販機のところで会おう)

“6-7” ミームについて話す教師とその友達の会話です。

まずは、スクリプトを見ずに耳だけで内容を捉えてみてください。

音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/

【音声+ダイアログを使った英語トレーニング法】に関してはコチラをご参照ください。

It started from a song and a viral video at a basketball game.

viral
爆発的に広まる、バズる

もともとは「ウイルスのような」という意味の単語です。

そこから派生して、go viral” で「バズる」「拡散される」という慣用句として使われるようになりました。

特にSNSインターネット上で、コンテンツが急速に広まるときによく使われます。

The short video went viral overnight.
その短い動画は一晩で爆発的に拡散しました。

It’s so loud that it interrupts my lessons all the time.

so 形容詞/副詞 that …
とても〜なので…

so” の後には、形容詞(tired, interestingなど)や副詞(quickly, carefullyなど)、”that” の後には、結果や影響を表す文が続きます。

話し手の驚き感動強調したいときにぴったりの表現で、日常会話でもよく使われます。

The movie was so interesting that I forgot the time.
その映画はとても面白かったので、時間を忘れてしまいました。

“very ~ that…” とは言わないので注意しましょう。

It’s so loud that it interrupts my lessons all the time.

interrupt
邪魔をする、中断する、割り込む

一時的に相手の行動会話遮るときに使われます。

ただし、唐突に使うと無礼な印象を与えることがあるため、場面や言い方に注意が必要です。
話を遮るときは “Sorry to interrupt, but…” のように前置きをすると柔らかい印象になります。

Sorry to interrupt, but may I ask a question?
お話の途中で失礼ですが、質問してもよろしいですか?

I can imagine.

I can imagine
想像つくよ、わかるよ

直訳すると「想像できる」ですが、実際には相手の状況気持ち理解していることを伝えるフレーズです。

文脈によっては「大変だったね」「想像つくよ」といった軽い皮肉驚きのニュアンスを含むこともあります。

ポジティブにもネガティブにも使える便利な表現で、声のトーンや場面によって共感にも皮肉にも聞こえるので注意しましょう。

The traffic was terrible. ― I can imagine.
渋滞がひどかったんだ。 ― 想像つくよ。

It’s mostly nonsense, just a joke that makes kids feel part of a group.

nonsense
ばかげたこと、意味のないこと

意味不明なことふざけたことを指す言葉です。

文脈によってはユーモラスに聞こえることもあれば、相手を否定するような攻撃的な響きになることもあります。

He’s always making nonsense jokes.
彼はいつもくだらない冗談ばかり言っている。

不可算名詞なので “a nonsense” とは言わないように注意しましょう。

I tried banning it, but that made it worse.

ban
禁止する

強い禁止を表す言葉で、軽い注意や単なるルールには使いません。

動詞として使う場合は “ban + 目的語” の形をとり、名詞として「禁止」という意味でも使われます。

The school banned phones in class.
学校は授業中の携帯電話を禁止しました。

I tried banning it, but that made it worse.

make something worse
(何かを)悪化させる

状況問題さらに悪くすることを表す表現です。

基本の形は “make + something + worse” で、”something” には、状況問題気分などを入れ、何を悪化させるのかを明確にします。

His comments made the situation worse.
彼の発言が状況をさらに悪くした。

“worse” は比較級で「より悪く」という意味を持つため、”more worse” とは言いません。

It works better.

work better
よりうまく機能する、もっと効果的に働く

ここでの “work” は「働く」ではなく、「機能する」「うまくいく」という意味の動詞です。

人にも物にも使えますが、ニュアンスが少し異なります。

【人の場合】He works better in the morning.(彼は朝の方がよく働く)
【物の場合】This app works better on Android.(このアプリはAndroidの方がよく動く)

“work good” は文法的に誤りで、”work well” や “work better” を使います。

Does this setting work better for you?
この設定の方があなたに合っていますか?

Allow it for a second, then bring the focus back.

bring something back
(何かを)元に戻す/持ち帰る/思い出させる

文脈によってさまざまな意味を持つ句動詞です。

物理的な動作だけでなく、抽象的な感情注意話題などを元に戻すときにも使われます。

bring + 目的語 + back” もしくは “bring back + 目的語” のどちらも文法的に正しい表現です。

The smell of the ocean brings back summer memories.
海の匂いが夏の思い出を呼び起こす。

目的語が短い場合(例:it, themなど)は後置型(bring + back + 目的語)より前置型(bring + 目的語 + back)の方が口語的で自然に聞こえます。

Kids like the shared joke and a little harmless rebellion.

harmless rebellion
小さな抵抗

rebellion” は本来「反乱」「反抗」といった強い意味を持ちますが、”harmless無害な)” がつくことで、ユーモラスで軽いニュアンスになります。

深刻な対立や暴力ではなく、ちょっとした反抗逆らいを表すときに使われます。

親や先生に少し逆らうような日常の小さな抵抗や、型にはまらない考え方や行動を表すポジティブな表現としても使われます。

Wearing funny socks was a harmless rebellion against the dress code.
おかしな靴下を履くことは、服装規定に対する小さな抵抗だった。

このトレーニングは、短時間でも効果的に英語力を伸ばしたい方におすすめです。

音声+字幕付きのダイアログを活用することで、リスニング・スピーキング・語彙力を同時に鍛えることができます。

  • 意味チェック(語彙インプット)
    新しい単語やフレーズをピックアップ
    ノートにまとめて、例文と一緒に覚えると定着しやすい
  • ロールプレイ(5〜8分)
    スクリプトを見ながら、登場人物になりきって音読
    感情やイントネーションを意識すると、スピーキング感覚が身につく
    余裕があれば、シャドーイング(音声を追いかけて発話)にも挑戦!
  • 音読(2〜3分)
    音声に合わせて発話練習
    英語のリズム・スピード・発音を体で覚える

短時間でも毎日続けることで、自然な英語の感覚が定着します。

今回紹介しているダイアログには音声と字幕が付いているため、このトレーニングにとても適しています。

お気に入りのダイアログで練習すれば、楽しみながら英語力アップにつながります!

クイック復習クイズ!次の文の空欄に当てはまる語句を、下の選択肢から1つ選んでみましょう。

Quiz Time
The movie was  ?????  I forgot the time.
a) very interesting that
b) so interesting that
c) a lot interesting that

答えは ☞ コチラ

“6-7” のようなミームは一見ナンセンスですが、世代や文化を映す鏡でもあります。

英語表現と一緒に背景を知ることで、言葉がより生き生きと理解できるようになるでしょう。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。

音読さん | 音声読み上げソフト https://ondoku3.com/ja/

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