― 今日のフレーズ ―
「…を把握している」「…を管理できている」を英語で言うと on top of …
英単語クイズ
クイッククイズ!次の文の空欄に当てはまる語句を、下の選択肢から1つ選んでみましょう。

答えは ☞ コチラ
ビジネス英語でよく耳にする “on top of …“。
会議やメールで自然に使いこなすには、動詞によるニュアンスの違いを理解することが大切です。
“on top of …” の意味とは?
on top of …
…を把握している、…を管理できている
会議やメールなどビジネスシーンでよく登場し、
✓ 状況を把握している
✓ 管理できている
✓ 積極的に対応している
といったニュアンスを伝えます。
とても汎用性が高く、使う動詞によって微妙なニュアンスが変わります。
動詞によるニュアンスの違い
同じ “on top of” でも、前に置く動詞によって伝わるニュアンスが大きく変わります。
「継続」「開始」「完了」といった時間軸の違いを意識することで、より正確で自然な英語表現が可能になります。
【stay → 継続】
stay on top of:継続的に管理する
「今すでにやっていることを、これからも注意深く続ける」スタンスです。
【例】プロジェクトの進行状況、顧客対応、メール処理など。
【get → 開始】
get on top of:これから対応する
「まだ十分に対応できていないことに、これから取り組む」イメージです。
【例】問題が大きくなる前に対応、遅れているタスクを立て直す。
【be → 完了・成果】
be on top of:すでに管理できている
「もうしっかりコントロールできている」状態を表しています。
【例】予算を完全に把握している、報告書をきちんと準備できている。

動詞の違いで「時間軸のニュアンス」が変わるんですね。
stay on top of …
stay on top of …
継続的に管理する
単に知っているのではなく、「継続的に注意して管理する」ニュアンスがあります。
プロジェクト進行や顧客対応、品質管理など、長期的な注意が必要な場面で活躍します。
Let’s stay on top of the project deadlines so we can finish on time.
プロジェクトの締め切りをしっかり管理して、期限どおりに終わらせましょう。
It’s important to stay on top of the project deadlines to avoid delays.
遅れを防ぐために、プロジェクトの締め切りを常に管理しておくことが大切です。

Auntie
会議やメールで最もよく使われるのは “stay on top of …” で、「責任感」「リーダーシップ」を示す表現として頻出です。
get on top of …
get on top of …
これから対応する
“get on top of” は「遅れを取り戻す」「これから対応を始める」というニュアンス。
すでに管理できている状態を表す “be on top of” とは対照的に、今から動き出すイメージです。
問題が深刻化する前の対応や、遅れを取り戻す場面で力を発揮します。
We need to get on top of this issue before it becomes a bigger problem.
この問題がもっと大きくなる前に、対応を始める必要があります。
We need to get on top of the inventory issues before the holiday rush starts.
繁忙期が始まる前に、在庫の問題に取り組む必要があります。
be on top of …
be on top of …
すでに管理できている
“be on top of” は「すでに状況をコントロールできている」状態を表します。
“stay on top of” や “get on top of” と比べると、安心感や信頼感を示す表現として使われるのが特徴です。
状況を的確に把握し、的確な管理ができていることを伝えたい場面で活用されます。
She’s really on top of her tasks this week and working very efficiently.
彼女は今週、自分のタスクをしっかり管理していて、とても効率的に仕事をしています。
The finance team is on top of the quarterly reporting, so we’re expecting no surprises.
財務チームは四半期報告をきちんと管理しているので、予想外のことは起こらないと考えています。
注意点①:フォーマル度に気を付ける
“on top of …” は口語的な表現なので、フォーマルな文書や契約書では避けた方がよい場合もあります。
メールや会議では自然ですが、公式な報告書では “manage” “monitor” “handle” などの表現に置き換えると安心です。
manage(管理する)
We’re on top of all client requests.
→【言い換え例】We manage all client requests efficiently.
monitor(監視・確認する)
We’re on top of the project deadlines.
→【言い換え例】We monitor the project deadlines closely.
handle(対応する)
We’re on top of budget planning.
→【言い換え例】We handle budget planning with precision.
これらの表現は、よりフォーマルで信頼感のある印象を与えます。
注意点②:相手への配慮を忘れない
“Are you on top of this?(これ、ちゃんとやってる?)” は、直訳すると便利ですが、ビジネスの場面では相手にプレッシャーを与えたり、命令的に聞こえることがあります。
特に、部下や同僚に対して使う場合は、言い方に注意が必要です。
【言い換え例】
Do you have everything you need to stay on top of this?
これに対応するために必要なものは揃っていますか?
【言い換え例】
Is there anything I can do to make it easier for you to stay on top of this?
これを進めやすくするために、私にできることはありますか?
言い換えることで、協力的で思いやりのある印象を与えることができます。
ミニテスト
日本語を英語にする練習
日本語を見て、すぐに英語を言ってみましょう!
今日の表現
…を把握している、…を管理できている
↓↓↓
↓↓
↓
on top of …
今日の一文
今週、顧客からのメール対応をしっかり管理してくれる?
↓↓↓
↓↓
↓
Can you stay on top of client emails this week?
まとめ
動詞の違いで「継続」「開始」「完了」という時間軸のニュアンスが変わります。
ビジネス英語では頻出の表現なので、会議やメールでぜひ使い分けてみてください。

ほぼ日々英語 レイジーれいじです。
会社で英語が必要になり、三日坊主を脱すべく、ブログを書くことにしました。
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