NHKラジオ『ラジオビジネス英語』は、実践的な表現を学べる人気講座です。
この記事では、再受講を復習から実践へ進化させるAI活用の具体策を紹介します。
再受講の狙いと効果
再受講は理解の再確認だけでなく、使える英語への橋渡しです。
弱点克服と定着化を同時に狙いましょう。
- 理解から活用へシフトできる
一度目で内容を理解している分、二度目は「どの表現を自分が使えるか」に意識を置けます。 - 弱点を克服できる
前回聞き取れなかった部分や使いこなせなかった表現を重点的に復習可能。 - 新しい気づきがある
時間が経つと英語力や背景知識が変わり、同じ教材でも新しい発見があります。 - 定着度が高まる
繰り返し学ぶことで、自然に口から出るレベルに近づきます。

Auntie
「聞き流し」にならないように、必ずアウトプットに結びつけましょう。
再受講のポイント
ITツールを活用した学習法
ITを組み合わせると、学んだ表現が実務で使えるレベルに早く届きます。
AIとの会話シミュレーション
「会議のロールプレイをして」「上司に報告する場面を想定して」などと依頼すれば、学んだフレーズを実際に使う練習ができます。
音声機能でスピーキング練習も可能です。
シャドーイングと発音チェック
音声機能を活用して教材のスクリプトを音読しましょう。
その音声をAIに解析してもらい、発音とイントネーションの改善点を指摘してもらいます。
真似して声に出すことで、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられます。
セルフトークと言い換え練習
日常の出来事を、学んだ英語フレーズで口に出してみましょう。
その内容をAIに添削を頼めば、より自然な表現に近づけます。
さらに「この表現をもっとフォーマルにしてください」「カジュアルな言い方に変えてください」と依頼すれば、場面に応じた言い回しを効率よく学べます。
英文メールの添削
木曜の英文メール回は、自分の業務に合わせて英文を書き、AIに添削してもらいましょう。
そのまま実務に活かせるので、即戦力のアウトプットに直結します。
要約トレーニング
各回の内容を英語で2〜3文に要約すると、理解力と表現力を同時に鍛えられます。
金曜のインタビュー回は要約練習に特に適しており、AIに「自然な表現か確認して」と頼むとアウトプット力がさらに向上します。
音声機能で使える依頼テンプレート
音声機能での練習効果を上げるには、短く明確なプロンプトを用意して「シチュエーション」と「必須フレーズ」を指定するのが効果的です。
以下はそのまま読み上げるか、コピー&ペーストして使えるテンプレート集です。
シチュエーション指定(会話の場面を指定)
- Let’s do a role-play in a meeting situation.
ミーティングのロールプレイをしましょう。 - Please role-play a meeting and make me report a project update.
ミーティングのロールプレイでプロジェクトの進捗報告をさせてください。 - Please act as my boss, and I’ll give you a project update.
上司役になってください。私がプロジェクトの報告をします。 - Can we practice a conversation as if we are in a business meeting?
ビジネス会議のような会話を練習できますか? - Act as my manager and ask follow-up questions after my update.
上司役になって、私の報告に対して追質問をしてください。
必須フレーズ指定(特定フレーズを使わせる)
- Create a dialogue where I must use the phrase “end up -ing”.
会話の中で必ず “end up -ing” を使わせるダイアログを作ってください。 - In this role-play, make sure I use the phrase “Same here”.
このロールプレイで必ず “Same here” を使わせてください。 - Give me a dialogue where I need to include “mark the occasion”.
“mark the occasion” を含める会話を作ってください。
シチュエーション+フレーズ指定(場面+必須表現を同時に指定)
- Let’s role-play a meeting situation. Please make sure I use the phrase “end up -ing” during the conversation.
ミーティングのロールプレイをしましょう。会話中に必ず “end up -ing” を使わせてください。 - Role-play a client call where I must say “Could you confirm the deadline?”
クライアント対応の通話をロールプレイし、私に “Could you confirm the deadline?” を言わせてください。
その他の依頼テンプレート(録音チェック・添削・質問作成など)
- Can you check my pronunciation and intonation, and give me three concrete tips?
私の英語の発音とイントネーションを確認して、改善のための具体的なアドバイスを3つもらえますか? - Rewrite my two-sentence summary to sound more natural and professional.
2文の要約をより自然でビジネス向けに書き直してください。 - Correct this email draft and make it more formal for a client.
このメール原案を添削して、クライアント向けにフォーマルにしてください。 - Give me three alternative phrasings: more formal, neutral, more casual.
同じ意味で、フォーマル・標準・カジュアルの3パターンを示してください。 - Ask me five interview questions based on this episode summary.
この回の要約を元に面接用の質問を5つ出してください。 - Identify awkward or unnatural phrases in my text and suggest fixes with examples.
文章中の不自然な表現を指摘し、修正例を示してください。
まとめ
再受講は「ただの復習」ではなく「実践の場」にするのが鍵です。
NHK『ラジオビジネス英語』とITツールを組み合わせて、表現を自分の言葉にし、英語力を確実に引き上げましょう。

ほぼ日々英語管理人レイジーれいじのおばAuntieです。
現役英会話講師。英検1級。TOEIC975点。れいじの学習を応援中です。
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