― 今日のフレーズ ―
「…から始める」「最初の一歩を踏み出す」を英語で言うと start off
英単語クイズ

答えは ☞ コチラ
英語で「始める」と言いたいとき、まず思い浮かぶのは “start” ですよね。
でも、ビジネスの場ではもう少し丁寧に、流れを意識して話したい場面も多いはず。
そんなときにぴったりなのが “start off” という表現です。
“start off” の基本イメージ
start off
…から始める、最初の一歩を踏み出す
“start off” は「何かを始める最初の一歩を踏み出す」という意味で、単なる「始まり」ではなく、その後に続く流れや展開を意識した導入を表す表現です。
つまり、”start off” は「スタート地点」を示すイメージ。
何かが継続して展開することを前提にした、柔らかく丁寧な始め方です。
The manager started off the meeting with today’s agenda.
マネージャーは本日の議題から会議を始めました。
ビジネスシーンでの使い方
ビジネスの場面で「丁寧に物事を始める」際に最適な表現です。
プレゼンや会議、メールなどで使うと、聞き手に安心感と信頼感を与えられます。
・導入感を演出
これから話が展開していくことを明確に示し、聞き手の集中を促します。
・構成意識が伝わる
話の順序をきちんと考えている印象を与え、好印象を持たれやすいです。
・カジュアルすぎず丁寧
“start” よりも柔らかく、カジュアルすぎない絶妙なバランスです。

Auntie
“start” は、中立的で直接的。
シンプルに「始める」という意味で、どんな場面でも使えます。
自然に聞こえる “start off” の使い方|例文で見る違い
- The manager started off the meeting with today’s agenda.
- The manager started the meeting off with today’s agenda.
文法的にはどちらも正しい英文ですが、ネイティブスピーカーには ① の例文のように “start off” をひとまとまりで使うほうが自然に聞こえます。
“start off” は動詞+副詞から成る句動詞(phrasal verb)です。
直訳が難しいことも多いため、動詞と副詞を離さずにまとめて覚え、まとめて使うとスムーズな英語表現になります。
ビジネスシーン別|使い方&例文
会議・プレゼンの導入
導入感を出しつつ、順序立てて話を始めたいときにぴったりです。
Let’s start off with a brief overview of last quarter’s performance.
前四半期の業績概要から始めましょう。
I’d like to start off by thanking everyone for joining us today.
本日はご参加いただき、まずは皆さまに感謝申し上げます。
メール・報告書の冒頭
読み手に「これから何を伝えるのか」を示し、構成を分かりやすく伝えます。
I’d like to start off by expressing my appreciation for your continued support.
まずは、日頃からのご支援に感謝申し上げます。
Let me start off by outlining the purpose of this message.
このメッセージの目的を簡単にご説明するところから始めさせていただきます。
キャリアやプロジェクトの経緯
ストーリー性を持たせ、「…から始まり、…へと続く」展開を示します。
She started off in customer service before moving into product planning.
彼女はカスタマーサービスからキャリアをスタートし、その後商品企画へと移りました。
We started off as a small local business and gradually expanded overseas.
私たちは地元の小さな企業としてスタートし、徐々に海外へと事業を拡大しました。
ミニテスト
日本語を英語にする練習
日本語を見て、すぐに英語を言ってみましょう!
今日の表現
…から始める、最初の一歩を踏み出す
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start off
今日の俺文
この報告書は、前四半期の重要な数値から始まっています。
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The report starts off with a few important figures from last quarter.
最後に
“start off” は、ビジネスの導入パートを自然かつ丁寧に始めたいときにとても便利な表現です。
会議、メール、プレゼン、経緯説明など、さまざまなシーンで積極的に使って、スマートな印象を与えましょう。

ほぼ日々英語 レイジーれいじです。
会社で英語が必要になり、三日坊主を脱すべく、ブログを書くことにしました。
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